行動の「背景」を理解し、褒めるポイントを見つける
ペアトレを通じて、子どもの行動に対する見方が変わりました。それまでは単なる「困った行動」に見えていたものが、実は「気持ちの切り替えの難しさ」や「見通しが立たない不安」から来ているのだと理解できるようになったのです。
わざと困らせているわけではないと分かったことで、息子の特性に合わせた工夫ができるようになりました。例えば、数字が好きな特性を活かして、次の行動に誘うときに楽しそうに数字を数え、実際に動けたときには「〇回で来られたね!」と具体的に褒めるようにしました。また、ごっこ遊びに興味を持ち始めた時期だったので、気が乗らない活動のときは「お店屋さん」に見立てて誘うといった工夫も取り入れました。
こうした関わりを実践すると、息子の表情が明るくなり、あんなに苦労していた切り替えの時間も短くなっていきました。褒めるポイントが明確になり、実際に良い行動につながることで、私自身のストレスも軽減されていくという良い循環が生まれました。
わざと困らせているわけではないと分かったことで、息子の特性に合わせた工夫ができるようになりました。例えば、数字が好きな特性を活かして、次の行動に誘うときに楽しそうに数字を数え、実際に動けたときには「〇回で来られたね!」と具体的に褒めるようにしました。また、ごっこ遊びに興味を持ち始めた時期だったので、気が乗らない活動のときは「お店屋さん」に見立てて誘うといった工夫も取り入れました。
こうした関わりを実践すると、息子の表情が明るくなり、あんなに苦労していた切り替えの時間も短くなっていきました。褒めるポイントが明確になり、実際に良い行動につながることで、私自身のストレスも軽減されていくという良い循環が生まれました。
10歳になった今も続く、親子なりの試行錯誤
受講から数年経ち、息子は10歳になりました。今でも、当時の「頑張った証」として修了証がほしかったと思うほど、あの3か月間は私にとって意義のあるものでした。
現在も、ペアトレで学んだ「なぜそうしたのか」「どう伝えれば伝わるか」を考える習慣は続いています。もちろん今でも怒ってしまうことはありますが、当時より褒める回数は劇的に増え、息子の困った行動も成長と共に確実に減ってきています。
もし今、一人で抱え込んでイライラが止まらないと悩んでいる方がいたら、ペアトレという選択肢を考えてみてもいいかもしれません。子どもの気持ちの背景が見えるようになると、毎日の景色が少しずつ変わってくるはずです。
イラスト/keiko
エピソード参考/七転八起
現在も、ペアトレで学んだ「なぜそうしたのか」「どう伝えれば伝わるか」を考える習慣は続いています。もちろん今でも怒ってしまうことはありますが、当時より褒める回数は劇的に増え、息子の困った行動も成長と共に確実に減ってきています。
もし今、一人で抱え込んでイライラが止まらないと悩んでいる方がいたら、ペアトレという選択肢を考えてみてもいいかもしれません。子どもの気持ちの背景が見えるようになると、毎日の景色が少しずつ変わってくるはずです。
イラスト/keiko
エピソード参考/七転八起
専門家コメント 井上雅彦先生(公認心理師)
子どもが寝てくれない、いうことをきいてくれない、おわらない癇癪、などが続いていくと親自身も気持ち的にしんどくなり、子どもとの対応の中で悪循環に陥ってしまいますね。当時大変な中で、よく相談されたと思います。ペアレントトレーニングの中では、実際のワークやお試しによって客観的に子どもの行動をみれるようになるというメリットもありますが、仲間からのアイデアや励ましも大きなヒントや原動力になっていくと思います。
プログラムが終わられたあとも振り返りを大切にされ、年齢とともに関わり方や褒め方も変化させておられるのはすごいと思います。こうしたプログラムをきっかけに地域の支援の情報を知ったり、つながりが続いていく仲間ができるといいですね。(監修:公認心理師 井上雅彦先生)
プログラムが終わられたあとも振り返りを大切にされ、年齢とともに関わり方や褒め方も変化させておられるのはすごいと思います。こうしたプログラムをきっかけに地域の支援の情報を知ったり、つながりが続いていく仲間ができるといいですね。(監修:公認心理師 井上雅彦先生)
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
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