「息子を嫌いになってしまう」危機を救ったペアトレ。「癇癪・切り替え」への向き合い方と親子の関わり方の変化【読者体験談】
ライター:ユーザー体験談
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「~しちゃダメ!」と言えば余計にはしゃぎ、「危ない!」と追いかければ逃げていく。そんな息子とのやり取りに限界を感じていた時期がありました。出口が見えない育児の中で、私の支えになったのは息子が4歳の時に受けた「ペアレント・トレーニング(ペアトレ)」でした。【発達ナビではユーザーさんからの子育てエピソードを募集中!今回は「ペアレント・トレーニング(ペアトレ)」についてのエピソードをご紹介します。】
監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
ABA(応用行動分析学)をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
好奇心旺盛な息子と、通じない声かけ
この記事で分かること
- ADHD(注意欠如多動症)やASD(自閉スペクトラム症)の特性による「癇癪」や「切り替えの難しさ」
- 周囲からの指摘に傷つきやすい時期、親の自己肯定感をどう回復させるか
- 同じ悩みを持つ親同士のグループワークで共有される、日常生活ですぐに実践できる具体的な工夫とアイデア
お子さんのプロフィール
- 現在の年齢:10歳
- 診断名:ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)
- 診断時期:3歳
- エピソード当時の年齢:4歳
息子は小さい頃から好奇心旺盛で、気になるものがあるとすぐに確認したがります。声かけをしても思うように通じず、イライラが募る毎日でした。園では、したくないことがあると脱走したり、思い通りにいかないと癇癪を起こしたり。一般的な育児書にあるような方法では通用しない難しさを痛感していました。
当時の息子は寝つきが悪く、私は常に慢性的な睡眠不足。フラフラでつらい日々でしたが、「このままでは息子のことが嫌いになってしまう」「怒りたくない、育児を楽しいと思いたい」という一心で、オンラインでのペアレント・トレーニング(ペアトレ)受講を決めました。
当時の息子は寝つきが悪く、私は常に慢性的な睡眠不足。フラフラでつらい日々でしたが、「このままでは息子のことが嫌いになってしまう」「怒りたくない、育児を楽しいと思いたい」という一心で、オンラインでのペアレント・トレーニング(ペアトレ)受講を決めました。
園ではダメ出しばかりだった私を救った「肯定」の言葉
全6回、3か月間の講座は、夫の休みに合わせて受講しました。睡眠不足の中で1回2時間の講義を受け、宿題を出すのは正直楽ではありませんでしたが、先生方のサポートが継続の助けになりました。先生方は「こうすべき」と正解を押し付けるのではなく、「お子さんの場合はどうですか?」「伝え方をどう変えられそうですか?」と、こちらの意見を尊重して接してくださいました。
驚いたのは、宿題を出すとまず「提出したこと」自体を褒めてくれたことです。さらに「お母さん、お子さんの好きや行動をよく見ていますね!」というフィードバックもいただきました。園では指導やダメ出しを受けることが多かった私にとって、先生方の「肯定的な関わり」は、大きな救いとなったのです。
驚いたのは、宿題を出すとまず「提出したこと」自体を褒めてくれたことです。さらに「お母さん、お子さんの好きや行動をよく見ていますね!」というフィードバックもいただきました。園では指導やダメ出しを受けることが多かった私にとって、先生方の「肯定的な関わり」は、大きな救いとなったのです。
グループワークで得た、具体的で実践的な知恵
オンラインでのグループワークは、同じ悩みを持つ親同士、冷静に状況を共有できる場でした。ほかの受講者の方々が工夫している様子を知ることで、自分だけが苦労しているわけではないという安心感を得られました。
宿題の共有では、「公共交通機関で子どもに見通しを持たせる工夫」など、自分一人では思いつかなかった具体的なアイデアを聞くことができました。また、宿題の内容も「今日すぐに試せること」や「その後の子供の変化」に焦点を当てていたため、余裕がない日常の中でも、無理なく実践に移すことができました。
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