「もし何もないならそれでいい」と相談を決意

「1歳半まで様子見」をやめると決意
「1歳半まで様子見」をやめると決意
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悩んでいても正解は出ない。それなら、まずは専門のところに相談してみよう。その日の夜、夫に今の不安を話し、「明日、療育センターに電話をしてみる」と決意しました。1ヶ月間もモヤモヤしたまま待つより、今できることをやっておきたい。それが、当時の私にできる精いっぱいの選択でした。

動き出した先に待っていた、もうひとつの壁

「療育センターに電話する」と決意!しかし……
「療育センターに電話する」と決意!しかし……
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電話をすれば、きっと道が開ける。どこかでそんな希望を持っていたのかもしれません。けれど、実際に療育(発達支援)の道に進もうとしてみると、なかなかスムーズにはいかない現実が待っていました。期待と不安が混ざった気持ちで電話をかけたあの時から、新しい試行錯誤の日々が始まることになったのです。

執筆/くら

専門家コメント 室伏佑香先生(小児科医)

お子さんの発達に何らかの心配ごとがあると、ご自身を責める方向に考えが向かってしまうことも少なくありません。けれど、発達は日々の育て方や関わり方で決まるものではなく、脳の機能による生まれ持った特性の影響を受けるものです。この点は、ぜひ知っておいていただきたい大切なポイントです。

一方で、関わり方や環境の工夫によって、お子さんが生活しやすくなるよう支えていくことは可能であり、こうした関わりも療育の大切な一つです。また、1歳半で歩けないことだけで、すぐに療育が必要と判断されるわけではありません。運動発達には個人差があり、その後にぐっと追いついてくるお子さんも多くいらっしゃいます。一方で、運動面だけでなく、ことばや対人面などほかの発達にも気になる点がある場合には、そちらについてもあわせて評価や支援が必要となることもあります。

今回のように「気になる」と感じた段階で早めに受診されたことは、とても大切で素晴らしいことです。気になることがあれば早めに相談していただくことは、安心できる子育てにつながる大切な一歩だと思っています。(監修:小児科医 室伏佑香先生)
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https://h-navi.jp/column/article/35030976
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
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