【セミナーレポ】わが子のために試行錯誤した日々が専門性に。現役支援員が語る、イチから始める障害福祉の仕事
ライター:LITALICOライフ
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LITALICOライフ
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発達が気になるお子さんの子育て経験が、実は障害福祉の現場で活かせる力になることをご存知ですか?今回は、無資格・未経験から支援者への一歩を踏み出すヒントが満載のセミナーを発達ナビ編集部がレポートします。
子育て経験を活かして働く、の思いを形に
「子育ての経験を何かに活かせないか、漠然と考えている」
「育児ブランクがあるけれど、もう一度社会と繋がりたい」
「障害福祉に興味はあるけれど、資格や経験がなくて一歩を踏み出せない」
そんな思いを抱える方に向けて、LITALICOライフ主催のオンラインセミナー「現役支援員が語る 子育て経験を誰かの力に変える働き方。障害福祉の支援者 入門セミナー」が、2026年3月に開催されました。
セミナーのお申込者は、お子さまが小学校高学年〜高校生の保護者の方が中心で、お子さまの成長に伴い、ご自身のこれからのキャリアを考え始めた方が多い傾向にありました。
また、支援者として働くことに興味を持った理由では、「子育ての経験を活かしたい」というご回答が多く集まりました。
「育児ブランクがあるけれど、もう一度社会と繋がりたい」
「障害福祉に興味はあるけれど、資格や経験がなくて一歩を踏み出せない」
そんな思いを抱える方に向けて、LITALICOライフ主催のオンラインセミナー「現役支援員が語る 子育て経験を誰かの力に変える働き方。障害福祉の支援者 入門セミナー」が、2026年3月に開催されました。
セミナーのお申込者は、お子さまが小学校高学年〜高校生の保護者の方が中心で、お子さまの成長に伴い、ご自身のこれからのキャリアを考え始めた方が多い傾向にありました。
また、支援者として働くことに興味を持った理由では、「子育ての経験を活かしたい」というご回答が多く集まりました。
当日は、発達ナビの牟田編集長が司会を務め、LITALICOジュニアで児童発達支援管理責任者として働く小早川千恵さんが登壇しました。今回は、本セミナーの様子と、働き方のヒントをレポートします。
【再就職】支援への第一歩は、週2〜3時間の「事務パート」から
現在はLITALICOジュニアの保育所等訪問支援事業部で活躍する小早川さんですが、最初から支援の道を志していたわけではありませんでした。
出産を機に退職し、下のお子さんが入退院を繰り返すなど、働くことから離れていた時期もあったそうです。お子さんが幼稚園に入るタイミングで働き始めたのも「家から近くてパソコンが使えるから」という理由で選んだ社会福祉法人の事務パートでした。
小早川さん「最初は週に2、3回の、2、3時間という短い時間から始めました。最初から全部をやろうと思うと正直難しかったので、隙間の時間からスタートして、気がついたら徐々に時間が延びてフルタイムになっていったという感じです」
自分のライフスタイルに応じた無理のないスタートが、現在のキャリアに繋がっているというお話は、育児ブランクに悩む参加者の背中を押すリアルなエピソードでした。
出産を機に退職し、下のお子さんが入退院を繰り返すなど、働くことから離れていた時期もあったそうです。お子さんが幼稚園に入るタイミングで働き始めたのも「家から近くてパソコンが使えるから」という理由で選んだ社会福祉法人の事務パートでした。
小早川さん「最初は週に2、3回の、2、3時間という短い時間から始めました。最初から全部をやろうと思うと正直難しかったので、隙間の時間からスタートして、気がついたら徐々に時間が延びてフルタイムになっていったという感じです」
自分のライフスタイルに応じた無理のないスタートが、現在のキャリアに繋がっているというお話は、育児ブランクに悩む参加者の背中を押すリアルなエピソードでした。
【キャリアのきっかけ】わが子のLD診断と、直面した「中学校の壁」
事務スタッフとして働きながら、小学校に上がった下のお子さんに読み書きの苦手さがあることに気づき、小3の時にLD(学習障害)の診断を受けます。
小学校時代は専門家や学校の先生と連携し、タブレットやデジタル教科書を使ったサポートを受けることができましたが、中学校進学時に「小学校と全く同じ環境をつくるのは難しい」という現実的な壁に直面します。
小早川さん「保護者だけの力では限界があると感じました。また、先生方も急な要望に戸惑われていたと思います。保護者の視点、学校の視点、そして福祉の支援者としての視点も必要だと感じたことが、直接お子さんと関わる支援の道へ進むきっかけになりました」
小学校時代は専門家や学校の先生と連携し、タブレットやデジタル教科書を使ったサポートを受けることができましたが、中学校進学時に「小学校と全く同じ環境をつくるのは難しい」という現実的な壁に直面します。
小早川さん「保護者だけの力では限界があると感じました。また、先生方も急な要望に戸惑われていたと思います。保護者の視点、学校の視点、そして福祉の支援者としての視点も必要だと感じたことが、直接お子さんと関わる支援の道へ進むきっかけになりました」
【家庭への影響】「親」と「支援者」の違い。斜めの関係だからできること
セミナー中のQ&Aでは、「わが子への関わりと、仕事での関わりはどう切り替えていますか?」という質問が寄せられました。
小早川さん「自分の子どもに対しては、どうしても『こうしてほしい』という親の理想や感情が乗ってしまいます。家で靴下が脱ぎっぱなしだといらいらしてしまいますが、仕事なら冷静に声をかけられるんです。私自身、親が言って聞かないことも、第三者から言われるとスッと腑に落ちる場面を何度も見てきました」
牟田 「親から言われるより、第三者や『斜めの関係』の人から言われた方が、お子さんも受け入れやすいということはお互いにありますよね。ご自身の家庭と支援現場でのギャップのお話を聞いて、皆さん少し安心されたのではないでしょうか」
小早川さん「自分の子どもに対しては、どうしても『こうしてほしい』という親の理想や感情が乗ってしまいます。家で靴下が脱ぎっぱなしだといらいらしてしまいますが、仕事なら冷静に声をかけられるんです。私自身、親が言って聞かないことも、第三者から言われるとスッと腑に落ちる場面を何度も見てきました」
牟田 「親から言われるより、第三者や『斜めの関係』の人から言われた方が、お子さんも受け入れやすいということはお互いにありますよね。ご自身の家庭と支援現場でのギャップのお話を聞いて、皆さん少し安心されたのではないでしょうか」
※クリックするとLITALICOキャリアのサイトに遷移します
「無資格でも始められる?」参加者からのリアルな疑問
セミナー中、「無資格でも応募していいのでしょうか?」といった不安の声も複数寄せられました。これに対し、小早川さんと牟田がご自身の経験や現場の視点から答えました。
小早川さん「働きながら現場で資格を取っていく方をたくさん見てきましたし、資格がなくてもできる職種もあります。実際に、ご自身のお子さんの発達支援の経験を活かして『支援サポーター』として活躍されている保護者の方も多いです。そうした現場での勤務が、将来別の資格を取るための実務経験に繋がることもあります」
小早川さん「働きながら現場で資格を取っていく方をたくさん見てきましたし、資格がなくてもできる職種もあります。実際に、ご自身のお子さんの発達支援の経験を活かして『支援サポーター』として活躍されている保護者の方も多いです。そうした現場での勤務が、将来別の資格を取るための実務経験に繋がることもあります」
フルタイムの制約と、福祉サービスを活用した働き方
「子どもに特性があり、働く時間に制約がある」という声に対しては、働きながら最重度知的・身体障害のある子どもを育てる編集長・牟田自身のリアルな体験談が語られました。
牟田 「全部自分や家族で何とかしようと思うと難しかったので、さまざまな福祉サービスを使っています。朝は居宅ヘルパーさんに来てもらい、移動支援でスクールバスへ、放課後は放課後等デイサービスに行き、帰宅後もまたヘルパーさんに見ていただくという暮らし方をしています。自治体にも状況を伝え、担当の相談支援員さんにも相談を重ねるなど周りの方の支えがありました。こうした環境だからこそ、新卒から今まで離職することなく仕事を続けられていると思います」
必ずしもフルタイムである必要はないという小早川さんのお話に加え、福祉サービスや周囲の専門家をしっかり頼ることで、働く時間や選択肢を広げられるという実例は、多くの参加者の参考になったようです。
牟田 「全部自分や家族で何とかしようと思うと難しかったので、さまざまな福祉サービスを使っています。朝は居宅ヘルパーさんに来てもらい、移動支援でスクールバスへ、放課後は放課後等デイサービスに行き、帰宅後もまたヘルパーさんに見ていただくという暮らし方をしています。自治体にも状況を伝え、担当の相談支援員さんにも相談を重ねるなど周りの方の支えがありました。こうした環境だからこそ、新卒から今まで離職することなく仕事を続けられていると思います」
必ずしもフルタイムである必要はないという小早川さんのお話に加え、福祉サービスや周囲の専門家をしっかり頼ることで、働く時間や選択肢を広げられるという実例は、多くの参加者の参考になったようです。
最初の一歩をサポートする「LITALICOキャリア」
セミナーの最後に、支援者への一歩を踏み出すためのヒントが紹介されました。
牟田「皆さんがこれまでお子さまと向き合って、悩んで試行錯誤をしてきた経験というのは、障害福祉の現場においても、何者にも代えがたい最高の専門性になると思っています。ただ、自分の経験が本当に活かせる職場はどこか、具体的にどう動けばいいのか、最初の一歩に迷われる方も多いと思います。
そんな皆さんの最初の一歩をサポートするのが、LITALICOキャリアです。大きく3つの特徴があります。
『今はまだ具体的ではないけれど、将来のために情報収集を始めたい』という方にもご好評いただいています。ご自身のお子さんと向き合ってきたその経験が、これからの誰かの笑顔に繋がるかもしれません。皆さんの新しい一歩を応援しています!」
牟田「皆さんがこれまでお子さまと向き合って、悩んで試行錯誤をしてきた経験というのは、障害福祉の現場においても、何者にも代えがたい最高の専門性になると思っています。ただ、自分の経験が本当に活かせる職場はどこか、具体的にどう動けばいいのか、最初の一歩に迷われる方も多いと思います。
そんな皆さんの最初の一歩をサポートするのが、LITALICOキャリアです。大きく3つの特徴があります。
- 1.『大切にしたい想いから、自分に合う職場を探せる』こと。 お子さまと向き合う中で育んできた「あなたの視点」と、職場の「支援スタイル」の相性を大切にしています。現場のリアルな考え方がわかる情報を通じて、自分らしく働ける環境を見つけることができます。
- 2.『働き始める前の学びと体験をサポートする』こと。現場のイメージが湧かないという方のために、支援の手法を学べるセミナーや、実際の職場の雰囲気を感じられる事業所見学会も随時ご案内しています。
- 3.『豊富なコンテンツで情報収集を応援する』こと。現場のリアルを伝えるコラム記事やインタビューなど、登録者限定のコンテンツが充実しています。
『今はまだ具体的ではないけれど、将来のために情報収集を始めたい』という方にもご好評いただいています。ご自身のお子さんと向き合ってきたその経験が、これからの誰かの笑顔に繋がるかもしれません。皆さんの新しい一歩を応援しています!」
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。