聞けたのは“ほっこりエピソード”

ほっこり
ほっこり
Upload By くら
結局、たまおはその場で立つことはありませんでした。
けれど私が見えなくなったあと、たまおはお母さんがいないからと医師に向かって「抱っこして」と手を伸ばしていたことを教えてくれました。
「かわいい〜!」と言ってもらえて、私も思わずほっこり。

この頃の私は、「立つのか」「歩くのか」「いつできるようになるのか」ばかりに意識が向いていました。
でも、たまおはたまおなりに周りを見て、私のことを分かっていて、自分の気持ちを伝えようとしていたのだと思います。

すぐに答えが出なくても、少しずつ相談先につながっていく

療育につながるまでの道のりは、思ったより時間がかかるものでした。
同じ説明を何度もすることも、待つことも、不安を抱えたまま過ごすことも、正直しんどかったです。
それでも、相談したからこそ見えてきたこともありました。

すぐに答えが出なくても、少しずつ相談先につながっていく。
その積み重ねが、当時の私には必要だったのだと思います。

執筆/くら

専門家コメント 新美妙美先生(小児科医)

歩行の遅れを心配しながら、療育相談につながるまでの過程を率直に聞かせてくださりありがとうございます。
発達が気になって相談しようと決心した保護者の方からは、「相談先につながるまでが長い」「何度も同じ説明をしなければならない」「次の予約までまた待つことになった」という声をよくお聞きします。近年は発達支援への理解が広がった一方で、相談件数も増えており、地域によっては初回相談や療育開始までに時間がかかることも少なくありません。不安を抱えながら待ち続ける期間は、本当に長く感じられるものです。
今回の記事にもあるように、保護者にとっては「歩くのか」「いつ歩くのか」が一番気になることですよね。しかし、相談や評価の過程では、発達だけでなく身体的な問題がないか、どのような支援が必要かなどを一つずつ確認していくため、どうしても段階を踏む必要があります。そのプロセス自体にも意味はあるのですが、保護者からすると「なかなか前に進まない」と感じるのも自然なことだと思います。(監修:小児科医 新美妙美先生)
前の記事はこちら
https://h-navi.jp/column/article/35031075
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
児童支援最大化バナー

追加する

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。