【1歳半健診のリアル】「できないと思います…」指差しも発語もゼロ。発達相談で「2歳まで様子見」と言われたわが家のケース

ライター:まるたおかめ
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1歳を過ぎたころから出ていた『手を繋げない』『ベビーカー拒否』『奇声をあげる』という悩みは解決することなく、ついに1歳半健診の案内が……。ある程度覚悟していた1歳半健診でしたが、見事に「できない」ことを思い知らされることになりました。

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監修: 室伏佑香
東京女子医科大学八千代医療センター 神経小児科
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
筑波大学医学部卒。国立成育医療研究センターで小児科研修終了後、東京女子医科大学八千代医療センター、国立成育医療研究センター、島田療育センターはちおうじで小児神経診療、発達障害診療の研鑽を積む。 現在は、名古屋市立大学大学院で小児神経分野の研究を行っている。

ある程度覚悟していたけれど……SNSで不安が募る

1歳を過ぎたころから出ていた『手を繋げない』『ベビーカー拒否』『奇声をあげる』という悩みは解決することなく、ついに1歳半健診の案内が届きました。
ついに1歳半健診の案内が届きました
ついに1歳半健診の案内が届きました
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当時SNSでも話題は1歳半健診の話題一色でした。指差しができなかった、お話ができなかった、積木が積めなかったなどなど……それを見て「おまめも絶対にできない」と確信していたので、半分諦めのような気持ちで健診当日を迎えました

できないばっかりではなかった

全く何のことか分かっていない様子のおまめを連れて、保健センターへ向かいました。受付するのにもひと苦労だったし、長時間(といっても15分くらいですが……)座って待つことができないおまめと一緒に、廊下をウロウロしたり……(笑)健診以前に待ち時間がめちゃくちゃつらかったのを覚えています!

ふと隣を見ると、お利口さんに座って絵本を読んで待っている子がいたりしてね……落ち込んだり……。
名前を呼ばれて部屋に入ると、SNSで噂されていた「積み木」が用意されていました。
SNSで噂されていた「積み木」が用意されていて……
SNSで噂されていた「積み木」が用意されていて……
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積み木は問題なくできていました!

家でもよく積み木で遊んでいたので、これに関しては慣れが大きい気がしました。何かを作って遊ぶというよりは、ひたすら積み上げて崩して積み上げてまた崩して……という感じで遊んでいたので、日々の職人芸が出たのかなと思います(笑)。

指差しもできない、発語のない息子には絶対にできない

次の検査は『指差しができるかどうか』でした。
次の検査は『指差しができるかどうか』でした。
次の検査は『指差しができるかどうか』でした。
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心理士さんに「猫はどれ?」と聞かれても、意味が分かっていない様子でジッと心理士さんを見つめるだけ。私は猫がどんなものなのかも分かっていないだろうなと思いましたし、当然指差しもできません。
「できないと思います」と言いました
「できないと思います」と言いました
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声かけはしてくださいましたが、いたたまれなくなって私のほうから……「できないと思います」と言いました。

すると次は発語のチェックもあり……
発語のチェックが始まり……
発語のチェックが始まり……
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発語のチェックを見守る母
発語のチェックを見守る母
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おまめには、できるはずのない検査でした
おまめには、できるはずのない検査でした
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これまで発語もなければ、指差しもしたことのないおまめには、できるはずのない検査でした。猫も傘も椅子もきっとこの頃は分かっていなかったと思います。

それと同時に、1歳半の子どもはこのくらいできるのだと思い知らされました。自分の意思を言葉や身振りで伝えられる月齢のはずなのに、おまめはひとつもできないなんて……とかなり落ち込みました。

この1歳半健診は発達で当然引っかかったので、この検査のあとに発達相談を受けることになりました。普段の生活やおまめの様子を話して、いろいろ相談した結果は「2歳まで様子見しましょう」でした。

心理士さんにそう言われたことで今だけゆっくりさんなだけで、様子見をしていたらできるようになるのかなと思っていました。
もちろんできるようになることもありましたが、新しい悩みも出てくるのでした。
それはまた別のコラムでお話しようと思います!

執筆/まるたおかめ
前の記事はこちら
https://h-navi.jp/column/article/35031030

専門家コメント(小児科医 室伏佑香先生)

1歳半健診に関わるエピソードについて詳しく共有してくださり、ありがとうございました。
お子さんの気になる行動があっても、それが年齢相応の個性の範囲なのか、それとも少し支援が必要なサインなのか、迷うことは多いと思います。特に初めてのお子さんの場合や、まだ保育園・幼稚園などの集団生活に入っていない時期には、ほかのお子さんと比べる機会も少なく、気づきにくいこともあります。その意味で、1歳半健診は、お子さんの発達や関わり方について立ち止まって考える大切な機会の一つだと思います。健診での気づきが、発達相談や療育へとつながり、お子さんに合った関わり方や環境調整の工夫を、コミュニケーションの取り方のコツを一緒に考えたりするきっかけにもなります。

もちろん、健診で指摘を受けることは、親御さんにとって大きな心の負担、将来への大きな不安になります。その不安を一緒に受け止め、お子さんとご家族を支えてくれる機関や支援者とつながる機会になっていくとよいと思います。(監修:小児科医 室伏佑香先生)
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
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