特別支援学級小3息子に「対等な友だち」ができない理由は?見守る親の本音と小児科医からのアドバイス
ライター:プクティ
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特別支援学級へ通う長男ですが、人数が少ないこともあり、なかなか同学年の友だちができません。何度も同学年の友だちと関わる機会を作ったりはしているのですが、なかなか難しいようです……。
監修: 室伏佑香
東京女子医科大学八千代医療センター 神経小児科
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
筑波大学医学部卒。国立成育医療研究センターで小児科研修終了後、東京女子医科大学八千代医療センター、国立成育医療研究センター、島田療育センターはちおうじで小児神経診療、発達障害診療の研鑽を積む。
現在は、名古屋市立大学大学院で小児神経分野の研究を行っている。
名古屋市立大学大学院 医学研究科 生殖・遺伝医学講座 新生児・小児医学 博士課程
小学校3年生になった、特別支援学級に通う息子。最近の悩み事は……
特別支援学級へ通っている長男。先生もとても優しく、毎日嫌がることなく楽しく学校へ通うことができています。現在は小学校3年生になりましたが、少し気になる問題が出てきました。
特別支援学級のクラス編成
特別支援学級は全学年合わせても全員で8~9人ほど。全部で3クラスあり、1クラスは3人ほどで学年もバラバラです。現在長男のクラスは3年生の長男が一人と、あとは6年生が2人います。教室は一人ひとりに仕切りがあり、それぞれが集中できるよう配慮してくれています。
「対等な友だち」を作ることができないという問題
同じクラスの6年生は長男にとても優しくしてくれるのですが、友だちというよりお世話してくれているお姉さんお兄さんのような存在です。通常学級へ行く授業もあるのですが、そこでもやはり周りのみんなは長男を「手助けが必要な存在」としてサポートしてくれているようで、なかなか対等な関係で付き合える友だちを作ることができません。1年生の頃は学童へも通っていたのですが、周りのみんなと馴染むことが難しく今は行くのをやめてしまいました。
そのため私の友人の年齢が近い子どもたちと遊ばせたりする機会を作ったりもしてみました。
ですが、やはり人見知りをしてしまって自分から話しかけることができず、楽しそうに盛り上がっている輪に、なかなか入ることができませんでした。
ですが、やはり人見知りをしてしまって自分から話しかけることができず、楽しそうに盛り上がっている輪に、なかなか入ることができませんでした。
きょうだいの仲はとても良いので、家ではずっと2人で遊んでいます。その姿を見ていると「家が安心できる場所なら、今はそれでいいのかな」と思う自分もいます。ですが、学校やほかの友だちとの関わりの様子を思い出すと、「このままずっと、仲のいい友だちができないままだったらどうしよう……」という不安もあります。年齢が上がるにつれて、きょうだいそれぞれの世界もできていくはず。だからこそ、長男にもいつか「家族以外に心を許せる存在」を見つけてほしいな、と思っています。そのためにも、今後もいろんな子と交流する機会を増やし、見守っていきたいです。
執筆/プクティ
執筆/プクティ
専門家コメント 室伏佑香先生(小児科医)
特別支援学級での友だち事情について共有いただき、ありがとうございました。特別支援学級は少人数だからこそ、一人ひとりに合った丁寧な支援を受けられる反面、同年代の友だちとの出会いが限られてしまうという悩みは、多くの保護者が感じていることだと思います。
対等な友だち関係を築くことは、お子さんの成長にとって大切な経験の一つです。一方で、それと同じくらい、「自分を受け入れてもらえた」「大切にしてもらえた」という安心できる人との関わりも、お子さんの自己肯定感や人を信頼する力を育む大切な土台になります。ご家族や学校の先生、優しく接してくれる上級生や通常学級の同級生との関わりも、お子さんにとってはかけがえのない経験です。その安心感を土台にしながら、お子さんのペースで少しずつ対等な友だちとの出会いが広がっていくとよいですね。(監修:小児科医 室伏佑香先生)
対等な友だち関係を築くことは、お子さんの成長にとって大切な経験の一つです。一方で、それと同じくらい、「自分を受け入れてもらえた」「大切にしてもらえた」という安心できる人との関わりも、お子さんの自己肯定感や人を信頼する力を育む大切な土台になります。ご家族や学校の先生、優しく接してくれる上級生や通常学級の同級生との関わりも、お子さんにとってはかけがえのない経験です。その安心感を土台にしながら、お子さんのペースで少しずつ対等な友だちとの出会いが広がっていくとよいですね。(監修:小児科医 室伏佑香先生)
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