スイミング体験で入会を断られ…発達特性のある小3息子の習い事。教室探しと半年間のビフォーアフター
ライター:プクティ
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プログラミング、英語、バドミントンと小学生になって徐々に習い事を増やしている長男。最近スイミングを新たに始めてみました!
監修: 新美妙美
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 特任助教
2003年信州大学医学部卒業。小児科医師として、小児神経、発達分野を中心に県内の病院で勤務。2010年信州大学精神科・子どものこころ診療部で研修。以降は発達障害、心身症、不登校支援の診療を大学病院及び一般病院専門外来で行っている。グループSST、ペアレントトレーニング、視覚支援を学ぶ保護者向けグループ講座を主催し、特に発達障害・不登校の親支援に力を入れている。
多様な子育てを応援するアプリ「のびのびトイロ」の制作スタッフ。
新たに始めたスイミング。始めたきっかけは……
プログラミング、英語、バドミントンと小学生になって徐々に習い事を増やしている長男。最近スイミングを新たに始めてみました!
幼い頃から、シャワーのしぶきが少し顔にはねただけで、泣いていた長男。とにかく水が大の苦手でした。小学校に上がってからも、天候に左右されるプールの授業はひと夏に1、2回あるかないか。このままでは水に慣れることも、泳ぐこともできないままなのでは?と感じ、家族で週末は市民プールへ行くこともよくありました。
ですがそれだと「楽しく遊ぶ」ことはできても、なかなか泳げるようにならず、小学校3年生になり、身の回りのことを少しずつ1人でこなせるようになってきたのでとうとうスイミングへ通わせることにしました。
ですがそれだと「楽しく遊ぶ」ことはできても、なかなか泳げるようにならず、小学校3年生になり、身の回りのことを少しずつ1人でこなせるようになってきたのでとうとうスイミングへ通わせることにしました。
体験の段階で入会を断られ……受け入れ先探しの難しさ
まずは試しに体験に行かせたのですが、初めてのことや場所、集団行動が苦手な長男にとって、そこはハードルの高い環境でした。先生の言うことをなかなか聞けなかったり、列に並ぶことができなかったり、プール自体はとても楽しんでいるようには見えたのですが体験の段階で入会を断られてしまいました……。
その後、入会拒否という現実に落ち込みながらも、少人数でよく見てもらえる別のスイミングスクールを見つけることができ、無事入会することができました。やはり集団行動ができずふらふらしてしまう長男ですが、しっかりと注意してくれて、みんなと一緒に動けるようになるまで諦めず指導してくれる先生で、厳しくはありましたが長男もできることが増え楽しんで通ってくれました。
通い始めて半年、その後の長男の変化は……?
そして通い始めて半年。最初は顔に水がかかることに抵抗があった長男ですが、今では何も気にせず潜れるようになり、少しバタ足で泳げるようにもなりました!家族でプールに行った際もどんどん潜って泳いでる姿を見て、長男の成長に思わず胸が熱くなりました。一度はつまずきかけたけれど、この半年の頑張りは本人の自信にも繋がったと感じています。元々好きだったプールがさらに大好きになり、本人に合ったスイミングスクールに出合い、通わせることができて本当に良かったと思います。
執筆/プクティ
執筆/プクティ
専門家コメント 新美妙美先生(小児科医)
スイミングを始めるまでの経緯と、その後のお子さんの変化について聞かせてくださりありがとうございます。
習い事は、子どもの興味や得意なことを伸ばしたり、学校とは違う場所で楽しめる経験になったりする一方で、発達特性のあるお子さんにとっては「どんな教室でも楽しく通える」とは限りません。初めての場所や集団行動が苦手なお子さんの場合、本人が習い事そのものに興味を持っていても、教室の進め方や場の雰囲気、先生との相性などによっては負担が大きくなることがあります。
今回、最初の体験では入会を断られてしまったとのことですが、体験に参加したからこそ、その教室がお子さんに合うかどうかを実際に確かめることができました。その後、少人数でよく見てもらえる教室と出合い、半年間通う中で、水に潜れるようになったり泳げるようになったりと、できることが増えていったのはなによりでしたね。
習い事を選ぶときには、教室の評判や一般的な「おすすめ」だけでなく、実際に体験してみて、お子さん本人が楽しいと思えるか、無理なく続けられそうかを見ることが大切です。特に発達特性のあるお子さんの場合、「できるかどうか」だけでなく、「安心して過ごせるか」「先生との相性はどうか」といった点も大切なポイントになります。
一度うまくいかなかったとしても、それで「向いていない」と決める必要はありません。環境を変えることで、本来持っている力を発揮できることもあります。元々好きだったプールが、本人に合った場所と出合ったことでさらに好きになったという今回の体験は、習い事も「その子に合う場所を探していく」という視点が大切なのだと教えてくれるお話でした。(監修:小児科医 新美妙美先生)
習い事は、子どもの興味や得意なことを伸ばしたり、学校とは違う場所で楽しめる経験になったりする一方で、発達特性のあるお子さんにとっては「どんな教室でも楽しく通える」とは限りません。初めての場所や集団行動が苦手なお子さんの場合、本人が習い事そのものに興味を持っていても、教室の進め方や場の雰囲気、先生との相性などによっては負担が大きくなることがあります。
今回、最初の体験では入会を断られてしまったとのことですが、体験に参加したからこそ、その教室がお子さんに合うかどうかを実際に確かめることができました。その後、少人数でよく見てもらえる教室と出合い、半年間通う中で、水に潜れるようになったり泳げるようになったりと、できることが増えていったのはなによりでしたね。
習い事を選ぶときには、教室の評判や一般的な「おすすめ」だけでなく、実際に体験してみて、お子さん本人が楽しいと思えるか、無理なく続けられそうかを見ることが大切です。特に発達特性のあるお子さんの場合、「できるかどうか」だけでなく、「安心して過ごせるか」「先生との相性はどうか」といった点も大切なポイントになります。
一度うまくいかなかったとしても、それで「向いていない」と決める必要はありません。環境を変えることで、本来持っている力を発揮できることもあります。元々好きだったプールが、本人に合った場所と出合ったことでさらに好きになったという今回の体験は、習い事も「その子に合う場所を探していく」という視点が大切なのだと教えてくれるお話でした。(監修:小児科医 新美妙美先生)
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
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