私たちにできる「日常からの3つの備え」
最後に、福地先生は「日常からの3つの備え」を挙げ、講演を締めくくりました。
発達障害のある子どもと家族にとって、災害への備えは「防災グッズ」だけではありません。平時からの周囲との温かい繋がりや、特性の共有が、いざという時の子どもたちの心と命を守る盾となることに改めて気づかされる講演でした。
- 1.情報の備え
緊急時には、いつもの主治医に診てもらえるとは限りません。初めて会う外部の医療チームなどに子どもの特性をすぐに伝えられるよう、サポートブックなどをまとめておくことが重要です。津波や水害での紛失を防ぐため、紙だけでなくクラウド上にも保存しておきましょう。
- 2.医療の備え
児童精神科医はどうしても数が少なく、遠方まで通院している方も多いのが現状です。しかし災害時は遠方の専門医にはアクセスできません。専門分野ではなくとも、子どもの普段の様子を知ってくれている「近くのかかりつけ医」を作っておくことが大切です。
- 3.地域の備え
普段から、地域にどのような人が住んでいるかを知り、また自分たちのことも知っておいてもらうこと。孤立しないためのコミュニティづくりが、何よりの備えになります。
発達障害のある子どもと家族にとって、災害への備えは「防災グッズ」だけではありません。平時からの周囲との温かい繋がりや、特性の共有が、いざという時の子どもたちの心と命を守る盾となることに改めて気づかされる講演でした。
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
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