くつ紐も結べないほど運動が苦手。そんな息子が変わったキッカケは?

ライター:SONO
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HAHATO.CO盛岡支部SONOです。発達凸凹の子には、発達性協調運動障害などにより、練習してもなかなかできない運動があったりします。できるようになりたいからとがんばりすぎると、親子共に疲弊してしまうことも。靴紐も結べず、逆上がりも縄跳びもできなかった息子が、水泳もスキーも逆立ちもできるようになった経緯を振り返ってみたいと思います。

うまく走れない・・・運動が苦手だった息子

息子が保育園の頃、園長先生に「運動障害があるのではないか?」と言われたことがあります。何も知らなかったわたしは返答に困り、「検診では何も言われていません」と答えていました。

しかし、息子の遊ぶ様子をよく見ていると、走っているつもりでも足が上がっていませんでした。もともと靴も上手く履けず、それが原因でかんしゃくを起こすこともありました。

走るのが遅くても、運動が得意じゃなくてもいいけれど、できる範囲で伸ばしてあげたい。

私は、息子が楽しく身体を動かせるにはどうしたらいいのかを考えました。
ボールやおもちゃのバット、自転車などを買ってあげたり、公園の遊具に誘ってみたり、考えられる工夫をしました。

しかし、息子の大きな成長のきっかけになったのは、年長になる前にできた友だちだったのです。

友だちの影響でチャレンジするように

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他の子と遊ぶことが苦手だった息子が仲良くなった子は、正反対のタイプ。

運動神経は抜群、考えるよりもまず身体が動く、そんな子でした。

石橋を叩いて叩いて渡らなかった息子が、その友だちについついつられて動き出したのです。

補助輪付きでも乗ろうとしなかった自転車ですが、友だちと同じように乗りたい気持ちの方が強かったようで、1週間ほど練習し、補助輪ナシで乗れるようになりました!

その後、階段もおぼつかなかったのに、木にも登るようになりました。運動にはまだ自信はないけれど、息子のできることはどんどん増えていきました。

息子から「クライミングやりたい!」

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息子は、できることが増えても、運動にコンプレックスを持っていました

周りの子たちが普通に取り組んでいる、なわとびや鉄棒、運動会、マラソン大会などには、まだ思うように取り組めていなかったからです。

「自転車にも乗れたし、木登りもできるし、できると思った時にできるようになると思うよ」と言葉掛けくらいしか、私はできずにいました。

そんなある日、4年生になった息子が突然「クライミングがやりたい」と言い出しました。クライミングって何?という状態の私は、調べに調べて4年生の秋にスクールを見つけました。

いざスクールへ足を運ぶと、人見知りや場所見知りも激しい息子。慣れるまで入室が大変でした。しかし、場所にも慣れた頃、レッスンを続けていくうちに息子の身体能力がぐんぐん上がっていきました。

クライミングは息子に合っているようで、それは

・個人種目であること
・一手、一足、進歩が分かりやすいこと
・正確な位置に身体のパーツを動かさなければならないので感覚統合に役立つこと
・登山家の大人たちの息子の扱いが大らかであったこと
 
こうした理由があったからだと思います。

また、身体能力とともに、落ち込んだ時の立ち直り力(いわゆるレジリエンス)も上がっていったのです。
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