勇気を出して伝えてみる、繰り返し伝えていく

子どもの発達障害について、周囲の人に隠さず伝えている理由の画像
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わが子は、発達障害があると診断を受けてから、目の病気があることもわかりました。そして、どんな事を選ぶときも「この子にとって何が一番良いのだろう?」という事を意識するようになりました。

迷ったときに思い出していたのが、高校生の時に何度も聞いた「なんで出来ないの?」という言葉。

発達障害も視覚障害(弱視)も見た目では分かりにくい障害です。
知ってもらう必要がある。ちゃんと知ってもらえば、理解に繋がり、理解者が増えれば子どもの味方が増える。そう考え、周りに伝え始めました。

最初は勇気が必要でした。
それでも勇気を出して伝えてみました。

「うちの子には発達障害と視覚障害があるの。」

「そうなの?全然そんな風に見えないね!」

「そうなの。そんな風に見えないから困ってるの。」

丁寧に子どもの特性を伝えていきました。思うような返事が返ってこなくても、繰り返し伝えていきました。少しずつ子どもの発達障害の事を理解してくれる人が増えていきました。

近所の方にも伝えました。そうすると、私が仕事で留守の間の子ども達の様子を教えてくれる方が出てきて、見守ってくれる目が増えていきました。

伝えることで、子どもの味方が増えていく

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周りに伝えること。これは子どもの意思に関係なく、私がしたことです。
今は、子ども本人にも伝えていますが「子どもの気持ちも考えないで伝えて良かったのだろうか?」と後から気づきました。

きょうだい児である長女への影響も考えました。悲し思いをさせていないだろうか、負担をかけていないだろうか?と。

子どもの気持ちを確認せずに突っ走ったかもと反省し、正直に言えば、今も「子どもにとってこれで良かったのだろうか」という迷いは常にあります。

ただ、子ども達の味方が増えたように感じます。誤解される事もありますが、応援をしていただける事も増え、様々な発達障害関連の情報をいただくようになり、それが子ども達の為に役立っています。

伝えることで理解の輪が広がっていくことを実感しているので、私はこれからも伝えていこうと考えています。

わが子だけでなく、発達障害のある子ども達が少しでも生きやすくなる社会になったら、と願っています。

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