災害時にも有効な「ヘルプマーク」を知っていますか?
ライター:荒木まち子
子どもが外出先で困った時、もし親がそばにいなかったら、どうやって周りの人に助けを求めたらよいのでしょう?
娘は、あることがきっかけで「ヘルプマーク」を身につけるようになりました。
外出先での体調不良
朝から娘と電車で出かけた時のことです。
乗り換え駅で電車を降りた時、娘の姿が急に見えなくなりました。この時娘は高校一年、もう迷子になる歳ではありません。どこに行ったのだろうと探していると、娘は階段の隅にしゃがみ込んでいました。
「ふらふらする。気持ちが悪い。」と訴え、倒れこんだ娘。
意識ははっきりしていたものの、ふらふらして立ち上がれなかった娘を駅員さんは慣れた様子で車椅子に乗せ救護室に運んでくれました。息が浅くなっている様子から私は、初めての経験に娘がとても動揺していることが分かりました。
結局、厚着し過ぎてのぼせてしまったのが原因で、薄着にさせ水を飲ますと娘は落ち着き、なんとかその後無事に目的地に行くことができました。
乗り換え駅で電車を降りた時、娘の姿が急に見えなくなりました。この時娘は高校一年、もう迷子になる歳ではありません。どこに行ったのだろうと探していると、娘は階段の隅にしゃがみ込んでいました。
「ふらふらする。気持ちが悪い。」と訴え、倒れこんだ娘。
意識ははっきりしていたものの、ふらふらして立ち上がれなかった娘を駅員さんは慣れた様子で車椅子に乗せ救護室に運んでくれました。息が浅くなっている様子から私は、初めての経験に娘がとても動揺していることが分かりました。
結局、厚着し過ぎてのぼせてしまったのが原因で、薄着にさせ水を飲ますと娘は落ち着き、なんとかその後無事に目的地に行くことができました。
「ヘルプマーク」を身につけることに
この時は私が同行していたので事なきを得ましたが、もし娘の特性を知っている人が身近にいなかったらどうなっていたでしょうか。
娘は自分で説明をしたり状況判断したりすることができたでしょうか?
このことをきっかけに娘は初めての場所に一人で出かける時にはヘルプマーク(ヘルプカード)を身につけることを自分で決めました。
娘は自分で説明をしたり状況判断したりすることができたでしょうか?
このことをきっかけに娘は初めての場所に一人で出かける時にはヘルプマーク(ヘルプカード)を身につけることを自分で決めました。
ヘルプマークは当時(平成28年4月)一部の地域でしか配布されておらず、認知度もまだそれほど高くありませんでしたが、見えない障害の特性や助けてほしいこと、緊急連絡先やお薬、かかりつけの病院などを記入することができ、とても便利です。
かばんの中に携帯しても良いですが、見た目や材質もオシャレなので鞄につけてもそれ程違和感はないと思います。
かばんの中に携帯しても良いですが、見た目や材質もオシャレなので鞄につけてもそれ程違和感はないと思います。
可愛いデザインなら「見えない障害バッジ」
オシャレという点では「見えない障害バッジ」もおすすめです。小さくて可愛らしいデザインで、当事者用と啓発用の二種類があります。