歩くより走った方が楽?!息子の多動が減った意外なグッズとは?
ライター:林真紀
発達障害の子どもは、感覚情報を適切に脳に伝えることができず、それが感覚過敏や感覚鈍麻に繋がったりします。前庭感覚の未発達から生じる問題の解決に、我が家は「チェーンベスト」を取り入れました。
歩くのが苦手だった息子
小さい頃の息子は、歩くことが苦手でした。そんな息子のために私が購入したのがこのベスト。
これは発達障害児の支援用に使われているもので、普通のベストに見えますが、中にずっしりと重りが入っています。
身体がギュッと締め付けられ、さらに重りが入っていることにより、「身体の中心部分」を自分で自覚することができるのがこのアイテムです。
このベストを購入するまでのことと、購入した後の息子の変化を書いていきます。
これは発達障害児の支援用に使われているもので、普通のベストに見えますが、中にずっしりと重りが入っています。
身体がギュッと締め付けられ、さらに重りが入っていることにより、「身体の中心部分」を自分で自覚することができるのがこのアイテムです。
このベストを購入するまでのことと、購入した後の息子の変化を書いていきます。
体がグニャッとなり、バランスが取れない
すぐに転んでしまうため、家族に抱っこをせがむことが多かった息子。
階段を上り下りすることも異様に怖がっていました。直立していたかと思えば、軟体動物のようにすぐグニャッと崩れます。
発達障害の特性で、前庭覚がうまく働いていない場合、重力・空間バランスなどの認識が脳にうまく伝わらず、様々な弊害が生じることがあります。
息子の場合は、重力の変化に脳が過剰反応してしまうために、体を支えるのが難しいようでした。
これが原因で、高いところに登ったり、ブランコやトランポリンなどの揺れる遊びを極端に怖がっていたのですね。
このように前庭覚にアンバランスさがあると、直立することも歩くことも辛いらしく、
息子は「歩いていると倒れそうになるので、走っているほうが楽だ」と言います。
ひたすら走り続けたり、ポールのようなものを掴んでぐるぐる回り続けたり、こうした息子の多動は、恐らく前庭覚のアンバランスさから来ているのではないかと私は考えました。
階段を上り下りすることも異様に怖がっていました。直立していたかと思えば、軟体動物のようにすぐグニャッと崩れます。
発達障害の特性で、前庭覚がうまく働いていない場合、重力・空間バランスなどの認識が脳にうまく伝わらず、様々な弊害が生じることがあります。
息子の場合は、重力の変化に脳が過剰反応してしまうために、体を支えるのが難しいようでした。
これが原因で、高いところに登ったり、ブランコやトランポリンなどの揺れる遊びを極端に怖がっていたのですね。
このように前庭覚にアンバランスさがあると、直立することも歩くことも辛いらしく、
息子は「歩いていると倒れそうになるので、走っているほうが楽だ」と言います。
ひたすら走り続けたり、ポールのようなものを掴んでぐるぐる回り続けたり、こうした息子の多動は、恐らく前庭覚のアンバランスさから来ているのではないかと私は考えました。
発達障害とは?特徴・症状・分類や診断方法について【専門家監修】
自分の身体がここにある!という実感
また、身体がぐにゃぐにゃしているせいか、息子はよく物や人にぶつかりました。
道を歩いているときに見知らぬ人に突然寄りかかったり、抱きついたりという行動が見られました。
これは、息子自身が自分のボディイメージを把握できていないことからくる行動だったようです。
ボディイメージ、つまり自分の身体がどこにあるのか、自分自身で掴めていないのです。
自分のボディイメージが実感できるようにと、息子に用意したのがこのベスト。
このベストを着用すれば、重力不安でぐにゃぐにゃしている息子の身体を支えることもできますし、
自分のボディイメージを把握する手助けをしてくれます。
ベストを着用すると、ギュッと身体を圧迫されたように感じます。
一見苦しそうに見えるのですが、息子は自分の落ち着きのなさを自覚し始めた頃に、
「ママ~、抱っこチョッキ着せて~!」とよく言ってきました。
道を歩いているときに見知らぬ人に突然寄りかかったり、抱きついたりという行動が見られました。
これは、息子自身が自分のボディイメージを把握できていないことからくる行動だったようです。
ボディイメージ、つまり自分の身体がどこにあるのか、自分自身で掴めていないのです。
自分のボディイメージが実感できるようにと、息子に用意したのがこのベスト。
このベストを着用すれば、重力不安でぐにゃぐにゃしている息子の身体を支えることもできますし、
自分のボディイメージを把握する手助けをしてくれます。
ベストを着用すると、ギュッと身体を圧迫されたように感じます。
一見苦しそうに見えるのですが、息子は自分の落ち着きのなさを自覚し始めた頃に、
「ママ~、抱っこチョッキ着せて~!」とよく言ってきました。