こだわりを絶対に崩さない我が子は、熱が出た日でさえ…
ライター:荒木まち子
自閉症や発達障害の子どもはルーチン(決まった生活とスケジュール)が大好きってことがありますよね。ときに「こだわり」として現れる「困った行動」、実は視点を変えると「素晴らしい才能」でもあるのです!
どんな状況でも、ルーチンを崩さない娘
我が子のルーチン、それは…
娘は帰宅後、自作のスケジュールボード(※別コラムを参考にしてください)に従って行動しています。
手洗い→うがい→弁当箱洗い→入浴→宿題→体幹トレーニング…
スケジュールボードを使うのは、やることの見通しが立っているととてもスムーズに行動ができるからです。
小学校、中学、高校と環境が変わる度、どの流れが一番良いのかを自分で考え、娘本人がスケジュールボードを作り直してきました。
帰宅後のスケジュールボードには平日用と週末用の二種類があります。週末用には平日用のスケジュールに自分の部屋と廊下、階段、トイレの掃除が追加されています。
手洗い→うがい→弁当箱洗い→入浴→宿題→体幹トレーニング…
スケジュールボードを使うのは、やることの見通しが立っているととてもスムーズに行動ができるからです。
小学校、中学、高校と環境が変わる度、どの流れが一番良いのかを自分で考え、娘本人がスケジュールボードを作り直してきました。
帰宅後のスケジュールボードには平日用と週末用の二種類があります。週末用には平日用のスケジュールに自分の部屋と廊下、階段、トイレの掃除が追加されています。
ルーチンを強みに変える
娘にとって、一度身についたルーチンを崩すことはとても難しいようです。
たとえ風邪をひいて体調が悪い時でも掃除をしようとしたり、体育祭でクタクタになって帰ってきた日でも体幹トレーニングをしようとします。
「今日は疲れているから、やめようかな」とか「明日にしようかな」とはなりません。
現在娘は“自ら予定を変更する柔軟性”や“決めていた予定が急に変わった時の対応方法”を勉強中です。
でも「こだわり」ともとれるこの行動は、裏を返せば、一度ルーチン化したことに対しては決して「手を抜かない」ということなのです。
このことが入試や就職の面接の際に大きなアピールポイントとなることは娘で実証済みです。
明石洋子さんの著書に『お仕事がんばります』という本があるのですが、自閉症の息子さんの徹之さんがこだわりを強みに仕事されていることについて書かれています。
子ども時代、トイレの水や清掃車が大好きだったという明石徹之さんは、知的障害と自閉症がありますが、子どもの頃からのこだわりを生かし、川崎市職員として働いていらっしゃいます。
たとえ風邪をひいて体調が悪い時でも掃除をしようとしたり、体育祭でクタクタになって帰ってきた日でも体幹トレーニングをしようとします。
「今日は疲れているから、やめようかな」とか「明日にしようかな」とはなりません。
現在娘は“自ら予定を変更する柔軟性”や“決めていた予定が急に変わった時の対応方法”を勉強中です。
でも「こだわり」ともとれるこの行動は、裏を返せば、一度ルーチン化したことに対しては決して「手を抜かない」ということなのです。
このことが入試や就職の面接の際に大きなアピールポイントとなることは娘で実証済みです。
明石洋子さんの著書に『お仕事がんばります』という本があるのですが、自閉症の息子さんの徹之さんがこだわりを強みに仕事されていることについて書かれています。
子ども時代、トイレの水や清掃車が大好きだったという明石徹之さんは、知的障害と自閉症がありますが、子どもの頃からのこだわりを生かし、川崎市職員として働いていらっしゃいます。