それでも伝えるべき時はどうすればいいのか

園や学校の先生にわかってほしい。障害のある子を持つ親の気持ちの画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11015191788
どうか進言して親の背中を押してほしいのです。そのとき決して園サイドではなく相手の利益になるような話し方をすることがポイントです。

NGな伝え方

×「お宅のお子さんだけいつまでも泣いていて困っているんです。椅子に座っていられないんです。だから専門機関に相談に行ってください」は園サイドの都合を押し付けている言い方

×「お子さんはもしかしたら発達障害かもしれません。だから専門機関を・・・」そうではないかもしれません、医師でもない園の先生が障害名を口にしてはなりません。

OKな伝え方

「○○君は一人で遊んでいることが多く、集団行動をとるのが難しい様子です。ご家庭では困っていることはありませんか?

一度、相談機関に出かけて専門家の意見を聞いてみるのはいかがでしょうか。その結果を教えてください。

○○君が少しでも楽しい園生活が送れるようにこちらも配慮や工夫をしていきたいと思っておりますので・・・」

園の先生も保護者も目的は“子どもの幸せ”です。同じ方向を向いています。

ですから親身になって誠意をもって対応すれば、相手の親御さんはその時たとえ怒ったり気分を損ねたとしても、チクリとその言葉は心のどこかに必ず刺さっています。

これが、専門機関を受診するきっかけになります。そして「私の育て方が問題ではないんだ」と自分を責めることがなくなり、ホッとして母子は楽になるのです。

まとめ

私の場合は息子の障害は軽くはなかったので2歳のとき自ら国立成育医療センターの精神科を受診しました。

そして「はい、お子さんは知的障害を伴う自閉症ですね」と診察室に入って1分もしないうちにあっさりと言われました。

専門医に言われても大ショックで当時は「こいつは藪医者だ!」と思い、医師を恨みました。そして、怒って診察室を出て行き、その後、いろんな病院をドクターショピングすること半年・・・

でも、最初の医師に言われたことが心に突き刺さっていて半年後にやっと息子の障害を受け入れました。2歳半のときでした。

ですから、軽度の人はもっと受け入れにくい状況だと思います。

どうか、この記事を参考にして園に気になる子がいたら、助けてあげてほしいのです。

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