なぜ兄弟仲良くできないの?弟を無視する娘の本音は、◯◯でした
ライター:GreenDays
息子が産まれた時から、「弟」というものに興味のなかった娘。息子が幼く大人しかった頃はなんとか平和を保てていましたが、息子が自己主張を始めた頃から、姉弟の関係はかなり悪化していました。なんとか改善しなければ、娘にとっても息子にとっても、「家庭」が安らげる場所ではなくなってしまう・・・。
同じ診断名でも正反対な姉弟
わが家の子どもたちは、姉弟ともに自閉症スペクトラムとADHDの診断がおりています。
ですが
同じ診断名でも、そのタイプはまったく違います。
1人になりたい娘。
しつこく絡み付く息子。
8歳の娘は、言語能力が高く、アスペルガーの特性を持っています。
頭の中が常にフル回転状態となっているため「脳内で多動を起こしている」という説明がしっくりくる。
そんな娘が頭を休ませてリラックスできるのは、読書に没頭している間だけであり、1人で集中して本と向き合える時間をとても大切にしています。
一方、5歳の息子は相手の状況に関係なく衝動的に話しかけ、納得する回答が得られるまで同じ話を繰り返します。
精神的にも肉体的にも常に誰かに寄りかかり、構ってもらうことで喜びを得ています。
タイプの違う2人のやりとりは、まったく上手くいかず、私が間に入ることで何とか均衡を保っていました。
ですが
同じ診断名でも、そのタイプはまったく違います。
1人になりたい娘。
しつこく絡み付く息子。
8歳の娘は、言語能力が高く、アスペルガーの特性を持っています。
頭の中が常にフル回転状態となっているため「脳内で多動を起こしている」という説明がしっくりくる。
そんな娘が頭を休ませてリラックスできるのは、読書に没頭している間だけであり、1人で集中して本と向き合える時間をとても大切にしています。
一方、5歳の息子は相手の状況に関係なく衝動的に話しかけ、納得する回答が得られるまで同じ話を繰り返します。
精神的にも肉体的にも常に誰かに寄りかかり、構ってもらうことで喜びを得ています。
タイプの違う2人のやりとりは、まったく上手くいかず、私が間に入ることで何とか均衡を保っていました。
娘が息子を無視するように
ところが、この数ヶ月の間、娘はまるで汚いものを見るような目で息子を見下すようになり、私の目が届かない場所で暴言や暴力が激しくなってきたのです。
2週間ほど娘には丁寧に注意をし、行動を改めるよう話してみましたが、一向に改善はされませんでした。
同時に息子にも注意をしているのですが、「自分だけが叱られている」と思い込んだ娘の行動はますます酷くなり、家の中の空気は悪くなる一方でした。
そして、娘はついに息子を無視しはじめました。
挨拶すら返さず、息子を「ないもの」として扱い始めたのです。
もはや様子見などと悠長なことをしている場合ではなく、
腹をくくって、娘との話し合いの場を設けました。
話し合いと言うと聞こえが良いですが、実際は私の怒鳴り声と娘の泣き声が響き渡る2時間。
家族史上、最も長い闘いの場となったのです。
2週間ほど娘には丁寧に注意をし、行動を改めるよう話してみましたが、一向に改善はされませんでした。
同時に息子にも注意をしているのですが、「自分だけが叱られている」と思い込んだ娘の行動はますます酷くなり、家の中の空気は悪くなる一方でした。
そして、娘はついに息子を無視しはじめました。
挨拶すら返さず、息子を「ないもの」として扱い始めたのです。
もはや様子見などと悠長なことをしている場合ではなく、
腹をくくって、娘との話し合いの場を設けました。
話し合いと言うと聞こえが良いですが、実際は私の怒鳴り声と娘の泣き声が響き渡る2時間。
家族史上、最も長い闘いの場となったのです。
娘から思わぬ言葉が
娘の本音を引き出すためには、言葉を選んでいても前に進まないと思った私、真剣勝負です。
「弟の、あなたに向けた『おはよう』という声が、日に日に沈んできている理由を考えたことがある?」
「返してもらえないとわかっていながら、健気に挨拶をする弟を、虫けらを見るような目で見ている時、どんな気持ち?」
「人が話しかけても返事をせず、その場にいないように振る舞うのは典型的ないじめだけど、わかっていてやっているの?」
正義感の強い娘は「いじめ」という言葉にハッとした様子でした。
泣きわめき、懺悔の言葉を口にします。
私は、少し落ち着いたところで、
じっくりと娘が嫌だと思う弟の行動を書き出し、分析して対応策を考えていきました。
そうして長い時間かけて話し合って、ぽつりと娘から出てきた言葉にびっくりしました。
「ずっと、弟とどんな風に付き合えばいいのかわからなかった。」
「弟の、あなたに向けた『おはよう』という声が、日に日に沈んできている理由を考えたことがある?」
「返してもらえないとわかっていながら、健気に挨拶をする弟を、虫けらを見るような目で見ている時、どんな気持ち?」
「人が話しかけても返事をせず、その場にいないように振る舞うのは典型的ないじめだけど、わかっていてやっているの?」
正義感の強い娘は「いじめ」という言葉にハッとした様子でした。
泣きわめき、懺悔の言葉を口にします。
私は、少し落ち着いたところで、
じっくりと娘が嫌だと思う弟の行動を書き出し、分析して対応策を考えていきました。
そうして長い時間かけて話し合って、ぽつりと娘から出てきた言葉にびっくりしました。
「ずっと、弟とどんな風に付き合えばいいのかわからなかった。」
接し方のマニュアルが娘に有効
弟との接し方がわからない。
すべての原因はそこにあったのです!
今まで起こったことのすべてが腑に落ち、姉弟関係の改善に光が射した瞬間でした。
息子が誕生してまる5年、娘は「弟」というものに興味を持ちませんでした。
その原因が「どう接していいのかわからない」のであるならば、接し方を教えてあげればいいとたどり着きました。
マニュアルにそって行動するのが得意な娘には、それが合っていると考えました。
「そう、付き合い方がわからなかったのね。
だったら、まず、挨拶をされたら必ず挨拶を返すところから始めよう。
その時には、必ず息子の名前を呼んで「●●、おはよう」と言ってみよう。
きっと、やわらかい気持ちになれるよ。
そして、話しかけられたら必ずきちんと内容を聞いてお返事をすること。この2つだけを、守ってみて。」
こうして、2時間にわたる話し合いは終了しました。
すべての原因はそこにあったのです!
今まで起こったことのすべてが腑に落ち、姉弟関係の改善に光が射した瞬間でした。
息子が誕生してまる5年、娘は「弟」というものに興味を持ちませんでした。
その原因が「どう接していいのかわからない」のであるならば、接し方を教えてあげればいいとたどり着きました。
マニュアルにそって行動するのが得意な娘には、それが合っていると考えました。
「そう、付き合い方がわからなかったのね。
だったら、まず、挨拶をされたら必ず挨拶を返すところから始めよう。
その時には、必ず息子の名前を呼んで「●●、おはよう」と言ってみよう。
きっと、やわらかい気持ちになれるよ。
そして、話しかけられたら必ずきちんと内容を聞いてお返事をすること。この2つだけを、守ってみて。」
こうして、2時間にわたる話し合いは終了しました。
翌朝、息子が「おはよう」とぽつりとつぶやくと、娘は「●●、おはよう!」と明るく挨拶を返しました。
私はもちろんのこと、息子もびっくり。
「お姉ちゃんが『おはよう!』って言ってくれた!」と叫びながら、ベッドを飛びまわり、全身で喜びを表しました。
「あなたのたった一言で、こんなにも弟を幸せにすることができるんだね。すごいね。世界一のお姉ちゃんだね」
と伝えたら、
娘の笑顔も、喜びに満ち溢れていました。
私はもちろんのこと、息子もびっくり。
「お姉ちゃんが『おはよう!』って言ってくれた!」と叫びながら、ベッドを飛びまわり、全身で喜びを表しました。
「あなたのたった一言で、こんなにも弟を幸せにすることができるんだね。すごいね。世界一のお姉ちゃんだね」
と伝えたら、
娘の笑顔も、喜びに満ち溢れていました。
子どもの話にじっくりと向き合うことの大切さ
こうして、姉弟間の不穏な空気は、少しずつ改善に向かい始めました。
話し合いから2週間が過ぎ、今まではあり得なかった「娘と息子が一緒に遊んで笑い声をあげる」という姿も見られるようになり、嬉しい限りです。
発達障害のある子どもが抱える問題は、さまざまです。
問題の背景に何があるのか、突き止めていくのは容易ではありません。
それでも、子どもの話をじっくりと聞くことで原因を探り当てられることもあるのだなと、今回の出来事で強く感じました。
みなさまも、時には家事を放置して、お子さまと怒ったり泣いたりしながら、お互いの思いをぶつけ合ってみてください。
そこに、お子さまと家族の皆さんが穏やかに暮らせるヒントが隠されているかもしれません。
話し合いから2週間が過ぎ、今まではあり得なかった「娘と息子が一緒に遊んで笑い声をあげる」という姿も見られるようになり、嬉しい限りです。
発達障害のある子どもが抱える問題は、さまざまです。
問題の背景に何があるのか、突き止めていくのは容易ではありません。
それでも、子どもの話をじっくりと聞くことで原因を探り当てられることもあるのだなと、今回の出来事で強く感じました。
みなさまも、時には家事を放置して、お子さまと怒ったり泣いたりしながら、お互いの思いをぶつけ合ってみてください。
そこに、お子さまと家族の皆さんが穏やかに暮らせるヒントが隠されているかもしれません。