「違いに気づく」ことで見えてくる

息子のルールを知った私は、表情の読み方を否定せずに、彼が判断に使っているパーツのパターンを増やしていくように考えました。

例えば、絵や絵本を使い、

・「泣いている顔」には涙以外にも眉毛や口の形に特徴があるということ

・「笑っている顔」には口を開けていないバージョンもあるということ

こうして、息子の中にある「判断材料」を少しずつ増やしていったのです。

この取組みを続けてきたおかげで、今では絵カードを見ながら「この子はどんな気持ちかな?」という質問をされても、的確に説明ができるようになりました。
人の表情が読み取れない!?息子と一緒に編み出した表情の学習の画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174008251
「できない」のではなく「見方が違う」、あるいは「ルールが違う」のが発達障害児だと思うのです。

それが分かると、適切な支援の仕方が分かってくるかもしれません。
「みんなと同じになりたい」と泣いて教えてくれた息子との対話のタイトル画像

「みんなと同じになりたい」と泣いて教えてくれた息子との対話

療育支援探しバナー

追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。