「哺乳瓶からは飲めるのに…」授乳で苦労した私が今言えること

「哺乳瓶からは飲めるのに…」授乳で苦労した私が今言えることのタイトル画像

哺乳瓶なら飲めるのに!吸う力がなかった息子との七転八倒な日々。そこから気づいたのは子育て全般に言える大切なこと。

7719a1c782a1ba91c031a682a0a2f8658209adbf s
3335 View

一体どうして…

「哺乳瓶では飲めるのに、おっぱいからは全く飲めない。」

私の息子は、まさにこんな状態でした。

入院中、授乳の前と後には、体重計に乗せて変化を計ります、でも授乳後に計っても数グラムしか変わりません…。
何回授乳しても。何日たっても。私は授乳時間が近づくことがどんどん怖くなっていきました。

でも、哺乳瓶であたえると、ゴクゴクと上手に飲むのです。

「ちゃんと出るおっぱいにしなきゃ」

後日、息子は「協調運動障害」と知りました。
その頃も障害が原因で、極端におっぱいから飲むのが苦手だったのかもしれません。

でも当時の私はとにかく自分が悪いせいだと思い、時には泣き続ける息子に呆然としながらも授乳をし続けました。

哺乳瓶で飲み息子を見ながら、自分を否定されたような気持ちになり、「もっとちゃんと出るおっぱいにしなきゃ」と私は必死になりすぎていました。息子が泣くことが怖くなり、授乳時間はまるで拷問のよう。

「赤ちゃんには母乳がいい」という言葉が、頭のどこかにあったからかもしれませんね。

息子は成長!自力で飲めるように。でも…

でも、そんな生活を半年も続けていたら、息子は母乳を自力で飲めるようになったのです。
体の成長や、日々の練習のおかげで吸う力がついたのでしょう。

しかし、その時のわたしは、息子の成長にしっかりと気付けていなかったのです。
「また飲めなくなるかもしれない…。その時のために備えておかなくちゃ…。」そんな気持ちで一杯でした。
昔の私に1つアドバイスできるとしたら。

「ミルクを飲んで息子がゆっくり眠れるなら、母乳じゃなくてミルクでもいいじゃない。そして、今度はあなたが休みましょうよ。」と伝えたい。

やつれた顔をして、一刻も早く終われと思いながら授乳をしている母親でした。
そんな私との授乳時間は、息子にとって心地よい時間になっていたでしょうか?
答えは間違いなく「NO」だと私は思います。

哺乳瓶ではなく授乳で飲めるようになったことは、息子にとっていい成長だったかもしれませんが、親子のコミュニケーションと考えると、お互いにハッピーな時間ではなかったのです。

心の余裕は家族をめぐるから

「休むこと」。-
当時の私には、どこか罪悪感があり、上手に休むことが出来ませんでした。
夫は外で働いているのに…。ああ、洗濯物が山のよう…。と、気になることは尽きません。

でも、家の中でお母さんが余裕なくピリピリしていると、それが家族に伝染してしまうもの。
私はそれを10年たってやっと学びました。思えばずいぶんと時間を使ったものです…。(笑)

だからこそ今は、意識して「休む」ように。ただ休むのではありません。休むことを意識するのです。

正直なところ、罪悪感はまだあります。だから、ほんの10分でも意識して休むのです。
そうすると心にも体にも余裕がうまれます。その余裕が一番大切なんだと気付きました。

あなたは、少しだけでも休めていますか?
休んでうまれる心の余裕は、家族をめぐり自分に返ってくるのです。ね、良さそうな気がしてきたでしょう?
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
Avatar11
Column title

あわせて読みたい関連記事

この記事を書いた人

ニャンタ さんが書いた記事

息子の歌声はまるで騒音…イライラする家族を見て、娘が言ったひとことのタイトル画像

息子の歌声はまるで騒音…イライラする家族を見て、娘が言ったひとこと

独り言をしゃべり続け、大きな声で歌う息子。朝から気分がザワつく私は、夫と顔を見合わせじっと耐えていました。そのとき、娘が言った一言にハッと...
自分と家族のこと
17740 view
2016/12/04 更新
「なんでお兄ちゃんばっかりほめるの…」障害のある息子の陰で、妹が抱えていた気持ちのタイトル画像

「なんでお兄ちゃんばっかりほめるの…」障害のある息子の陰で、妹が抱えていた気持ち

発達障害の息子への対応を気にするあまり、自分でも気がつかない内に妹へしわ寄せが。 あちらを立てればこちらが立たず。 当人だけでも大変なのに...
自分と家族のこと
22446 view
2016/10/24 更新
誰しも、24時間365日「子どもの障害に理解のある、穏やかな母親」ではいられないのタイトル画像

誰しも、24時間365日「子どもの障害に理解のある、穏やかな母親」ではいられない

アスペルガーの息子には、療育や支援を必要としている。そうはいっても、どう対応すればいいか?頭では理解できていても、いつも理想通りに行くとは...
自分と家族のこと
50621 view
2016/10/03 更新
すぐキレる息子にヘトヘト!その仕組みを本人に聞いてみたのタイトル画像

すぐキレる息子にヘトヘト!その仕組みを本人に聞いてみた

親子間でも、兄弟間でも、よくもめ事になるのが口調。 今回は、息子がよく使ってしまう問題になりやすい言葉を選んで考察してみました。
発語・コミュニケーション
24106 view
2016/07/31 更新
授業参観なんて行きたくない!息子の衝撃的な行動の数々…のタイトル画像

授業参観なんて行きたくない!息子の衝撃的な行動の数々…

行きたくない学校行事の一つに「授業参観」があります。
進学・学校生活
30323 view
2016/07/07 更新
Area search

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。