親子教室へ通い始めたころ、いよいよ我が子の「違い」と向き合うことに・・・。
ライター:moro
考えないようにしていたけれど、そうもいかなくなりました。
親子教室初日
前回は、2歳の健診で保健師より親子教室を進められたお話をしました。
そして通い始めた、親子教室。
初日から、私は驚きました。
息子が終始、教室の中を走り回っているのです。
家では、常に何かに集中していることが多く、比較的大人しい方だと思っていたのですがこの時の息子は別人のようでした。
奇声のような甲高い声を発しながら、走っている息子。
私が名前を呼んでも聞こえていない様子でした。
何とか追いつき、腕を掴み「静かにしなさい!」と叱りました。
すると息子はワー!と火がついたように大泣きします。
「ああまたいつものか…」
当時はこれが“パニック”だということも知らなかったものですから「またいつもの大泣きが始まった」と思ったのです。
ただ泣くだけじゃありません。
手足をバタバタさせて暴れて、それがひどくなると自分の頭を床に叩きつける。
この子はこんなに言うことを聞かなくて、自分の思い通りにならないと暴れるようなワガママで、どうしたもんかと思っていました。
当時はこの状態の息子にほとほと疲れてしまい、親なのに冷ややかな目で見てしまう自分がいました。
初日から、私は驚きました。
息子が終始、教室の中を走り回っているのです。
家では、常に何かに集中していることが多く、比較的大人しい方だと思っていたのですがこの時の息子は別人のようでした。
奇声のような甲高い声を発しながら、走っている息子。
私が名前を呼んでも聞こえていない様子でした。
何とか追いつき、腕を掴み「静かにしなさい!」と叱りました。
すると息子はワー!と火がついたように大泣きします。
「ああまたいつものか…」
当時はこれが“パニック”だということも知らなかったものですから「またいつもの大泣きが始まった」と思ったのです。
ただ泣くだけじゃありません。
手足をバタバタさせて暴れて、それがひどくなると自分の頭を床に叩きつける。
この子はこんなに言うことを聞かなくて、自分の思い通りにならないと暴れるようなワガママで、どうしたもんかと思っていました。
当時はこの状態の息子にほとほと疲れてしまい、親なのに冷ややかな目で見てしまう自分がいました。
膨らむ、違和感。
親子教室に通いはじめ、3ヶ月ほど経った頃でしょうか。
それでも息子は、相変わらず教室内を自由に走り回ってばかりでした。
親子教室に通っている他のお子さんたちは、もうすっかり慣れていて名前を呼ばれたら返事ができるし、ゲームをして遊ぶときは少しのサポートがあれば先生の指示に従って行動できるようにもなっていました。
どうしてウチの子だけ、こんなに落ち着きがないんだろう。
どうして簡単なことが上手にできないんだろう。
どうしてまだ喋らないんだろう。
これまで“見ないように、気づかないように”していた違和感がだんだんと膨らみ始め、その不安に蓋をしようにも収まらなくなっていました。
どうしよう。
どうしよう。
この子は何かがおかしい。
この頃になってやっと、1歳半健診での保健師の言葉の意味を考えるようになりました。
それでも息子は、相変わらず教室内を自由に走り回ってばかりでした。
親子教室に通っている他のお子さんたちは、もうすっかり慣れていて名前を呼ばれたら返事ができるし、ゲームをして遊ぶときは少しのサポートがあれば先生の指示に従って行動できるようにもなっていました。
どうしてウチの子だけ、こんなに落ち着きがないんだろう。
どうして簡単なことが上手にできないんだろう。
どうしてまだ喋らないんだろう。
これまで“見ないように、気づかないように”していた違和感がだんだんと膨らみ始め、その不安に蓋をしようにも収まらなくなっていました。
どうしよう。
どうしよう。
この子は何かがおかしい。
この頃になってやっと、1歳半健診での保健師の言葉の意味を考えるようになりました。
検索地獄。
どんどんと膨らむ不安や違和感から、インターネットでがむしゃらに調べる日々が続きました。
「2歳 喋らない」「2歳 落ち着きがない」など、様々な言葉で検索をかけると必ずヒットする言葉がありました。
「広汎性発達障害」
そして
「自閉症」
…まさか。ウチの子が発達障害だなんてありえない!
今思うと矛盾しているのですが、この時は息子の気になることを調べながら「障害ではない理由」を探していました。
「これもそうだ、あれもそうだ、当てはまる」と確認しながら、「やっぱり違いました、親の思い過ごしでした」という子どもがいるかもしれないと、どこかで期待をしていたと思います。
「2歳 喋らない」「2歳 落ち着きがない」など、様々な言葉で検索をかけると必ずヒットする言葉がありました。
「広汎性発達障害」
そして
「自閉症」
…まさか。ウチの子が発達障害だなんてありえない!
今思うと矛盾しているのですが、この時は息子の気になることを調べながら「障害ではない理由」を探していました。
「これもそうだ、あれもそうだ、当てはまる」と確認しながら、「やっぱり違いました、親の思い過ごしでした」という子どもがいるかもしれないと、どこかで期待をしていたと思います。
暇さえあれば、取り憑かれたように検索をし続ける毎日でした。
そうやって、調べて知識を得ていくうちに、どんどん逃げ場はなくなり、この子は障害があるんだ…と私の中で認めざるを得ない状況になっていきました。
この続きは、また次回綴りたいと思います。
そうやって、調べて知識を得ていくうちに、どんどん逃げ場はなくなり、この子は障害があるんだ…と私の中で認めざるを得ない状況になっていきました。
この続きは、また次回綴りたいと思います。
『ぎゅっと抱きしめたい2 自閉症児こもたろ 小学生になる』
主婦と生活社
Amazonで詳しく見る