発達障害の診断はないけれど。勇気をだして「療育」に3年通って思うこと

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発達障害と診断はないもの、3歳から児童発達支援を利用し療育をした娘。本当にやる意味があるのだろうか、娘のためになるのだろうか、そう迷っていた私ですが…

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本当にこれでいいのだろうか

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長女が初めて児童発達支援に行ったのは3歳の時。

コミュニケーションがとりにくいな、と感じていたのは事実ですが、発達障害の診断はありません。

診断はないまま通うのはどうなんだろう、と迷いに迷いましたがやはり育てにくさがあるのは事実、と勇気をだして利用してみる事にしました。

手続きの多くは発達相談センターがやってくれたので、私の方はいくつかの書類にサインする程度。

ですが家では連日のように本当に通う必要があるのか?長女は発達障害なのか?という話し合いが続きました。

本当にこれで良いのだろうか、長女の為になるのだろうかと悩みながら初日を迎えました。

娘の頑張りを見てあげられなかった私

しばらくは個別指導で言語聴覚訓練をすることになりました。

育てづらさを感じていたものの、発達に凸凹があると真正面からは受け入れられず、療育中はずっと下を向いたまま、頑張っている姿を見ることはできませんでした。

それでも、苦手な発音やコミュニケーションを1つ1つ練習する長女。
絵カードを見て単語を答えたり、簡単なルールを取り入れた遊びをして、先生とコミュニケーションを繰り返しました。

集中力が続かずに、椅子から降りてしまったり、ルールを守れず癇癪を起こすこともありました。
先生は1つ1つ丁寧に説明し、本人が納得するまで話をしてくれたのです。

今まで会話にならないからと一方的に叱ってばかりいた自分にとって、それは衝撃的な姿であり自分もずっと下を向いていてはいけないなと思った瞬間でした。
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その後グループでの訓練もはじまりました。

急に人数が増えて落ち着かない様子でしたが、少しずつ環境に慣れていき、集団のルールやコミュニケーションの取り方を学んでいきました。

実はこの頃にてんかんを発症して治療の為にしばらく療育に通う事が出来なかったのですが、復帰してからは、止まらない発作や薬の副作用と戦いながらの通所。

発達の課題よりもてんかんの事で頭がいっぱいで、先生のフィードバックも頭に入らない日々が続きました。

それでも「少しでも楽しい小学校生活がおくれるように」と、今出来ることを精一杯やろうと通い続けました。

子どもの変化に支えられて

毎週仕事を早退して、自転車で往復1時間かけて通った療育。3年間通い、長女はとても成長しました。

周りに合わせた行動や、先生の話を聞く姿勢も身に付き、会話も以前よりスムーズになりました。

そして、彼女の頑張っている姿に私自身の考え方も変わっていったのです。

療育を開始した当初は、本当にこれで良いのだろうか、診断は無いのだから療育は不要なのではないか、と不安で一杯でした。

ですが、3年間療育に通いつづけ、「うちの子は発達障害なのか?」と考える時間より、「課題はあるけれど、今出来ることを精一杯しよう」と思える時間が多くなりました。
療育に通う前よりも、各段に成長した長女。

本人も出来ることが増えて嬉しそうです。そんな姿を通して、診断の有無だけに縛られずに子ども自身が困っていること、発達の気になる部分があること、それらを認めて前に進んでいく事がとても大切なんだと気がつきました。

療育って、子どもだけじゃなく親も、成長できるんですね。
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