こんにちは!
2020年になりましたね!今年はオリンピックイヤーということで、
なんだか色々なことが起こりそうですね。
さて、2020年最初の記事は、LITALICOジュニア笹塚教室での面白実践の紹介です。
今回ご紹介する実践は、「みんなの困りごとコーナー」です。
このコーナーを運営しているのは、生徒のカナエさん(仮名)です。
「日常で起こりうる、いやな事、こまる事の解決策を自身で考えて言語化する」ということを練習しています。
まず、カナエさん自身や指導員などが、用紙に「こまるばめん」と「こまりごと」を書きます。
次に、用紙の下半分に「わかるぽいんと」と「あどばいす」を書きます。
カナエさんの「こまりごと」には指導員が、指導員の「こまりごと」にはカナエさんが回答します。
そして、中身が全てそろった用紙は、教室内の壁に貼って、いつでも参照できるようにしておきます。
これ、指導員の「こまりごと」へのカナエさんの回答がとっても面白いんです。
以下に、いくつかご紹介します。
①
こまるばめん:友達
こまりごと:大人になったら忍者になりたいって言ったら馬鹿にされた
わかるぽいんと:10
あどばいす:ばかにするのやーめてっていうー?
②
こまるばめん:運動
こまりごと:足が遅くて友達にからかわれる
わかるぽいんと:30
あどばいす:おうちでうんどうする?
③
こまるばめん:病院
こまりごと:注射やお薬が苦手
わかるぽいんと:101
あどばいす:めをつぶってちゅうしゃすればだいじょうぶ
④
こまるばめん:幼稚園
こまりごと:先生とお話ししたいけど恥ずかしい
わかるぽいんと:10
あどばいす:ほかのこにいってもらう
⑤
こまるばめん:幼稚園
こまりごと:皆の前で発表するのが恥ずかしい
わかるぽいんと:101
あどばいす:おともだちのまえをみてはっぴょうかいするよ
どうでしょう? 活字に起こしてしまうとなかなか魅力が伝わりにくいのですが、手書きの文字の質感もたまらなく良いのです。
「わかるぽいんと」に自信のゆらぎを感じたり、提案の口調(文体)にレパートリーを感じたり、これだけ見ても様々な心の成長のきっかけを感じます。
何より、本人が支援を受けるなかで生み出したもの(回答の数々)が、疑似的であれ他人(=質問者)の役に立っているというデザインが素晴らしいです。
自画自賛になってしまいますが、この企画を思い立ち、取り組んでみてくれたスタッフの方にも敬意を表したいです。
以上、面白実践の紹介でした!
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みんなの困りごとコーナー
教室の毎日
20/01/08 15:07