こんばんは。
港教室には未就学児から高校生まで幅広いお子さまが通われていて、障がいの程度も様々。
Yくんは中学生で、普段は車椅子を利用しています。障がいの特性上、身体を動かすことに一部制限があり第三者の介助が必要な部分もあります。
Yくんの良さは、性格が優しく視野が広いところ。デイの些細な変化にもよく気がつきます。
例えばおやつの時「○○くんの水筒が出てないよ」「蛇口の水が出しっぱなしだよ」など、これまでYくんに指摘された案件は数知れず。職員よりも周りがよく見えています。
そんなYくんですが自分のことより周りを優先するががゆえに、悲しいかな自己アピールがとにかく弱い(T-T)
こちらが色々と聞かないとなかなか発言することが出来ない状態なのです。Yくんの将来を考えると、要望ははっきりと口に出して伝えることができた方がいい。
ただ、Yくんの気持ちも分からなくもないんですよね。自分だったら「これ言ったらワガママに思われるんじゃないか?嫌な顔されるんじゃないか?だったら我慢した方がいいかな。。。」なんて、発言に対していちいち躊躇してしまうと思います。
そんな風に生活していたら、思っていることを口に出すのはとても勇気のいることなのかもしれません。
そんなYくんの心境に配慮しつつ、我々としてはなんとかYくんの自己アピール力を育てたいと考えています。そこで、現在こんな支援を行っています。
それは「しりとり」。
主に帰りの送迎車の中で職員と2人で行っていて、Yくんの自宅に到着するまで延々と続けます。職員と2人きりなので誰にも邪魔されず、まさに個別支援の極みです(*´∀`)
なかなか発言する機会のないYくんにとって、しりとりは自身で考えて発言できるトレーニングになります。
ずっと続けていて、Yくんも密かに楽しみにしている様子。
今日はYくん自ら「地名しばりでやろう」という提案をしてくれました(о´∀`о)
いきなり「ロッキー山脈!」はちょっと吹きましたけどね(*´ω`*)
発言力を培うために職員とマンツーマンで「しりとり」
教室の毎日
20/11/19 23:42