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異性との距離感を正しく伝えるのは難しい(汗)

教室の毎日
こんばんは。

ここ最近、興味の対象が物から人へ徐々に移行しつつあるRくん(小4)。これまでレゴブロック一辺倒だったのが、同い年くらいのお友達(女の子)とじゃれあうことが楽しいようで、とにかくお友達の側に身を置いてその場を楽しむ様子が頻繁に見受けられるようになりました。

これはRくんにとっては大進歩で、大きな成長と捉えています。

しかし一方でこんな問題も。それはつい今日の出来事です。

朝からお友達(女の子)と一緒に居られて絶好調のRくんはすでにテンションMAX。スキンシップのボディタッチが激しいようにも見えましたが、許容範囲と捉えて見守るも、次の瞬間!

お尻をサワサワサワ~。

これにはさすがのお友達(女の子)も眉間にシワを寄せ、明らかに不快感を表しました。

当然、Rくんには教育的指導です。「Rくん、○○ちゃんのお尻さわるのはいけないよ。○○ちゃん、とっても嫌な顔をしていたよ」と、Rくんに問いかけると「ごめんなさい」とRくん。しかし、Rくんの表情に反省の色はなく、形式的な謝罪ということはすぐ分かりました。

条件反射的に出るRくんの「ごめんなさい」。少しきつい言い方をしてしまうと、これには反省の色はなく、ただその場をやり過ごすだけの「ごめんなさい」であることは明らかでした。

Rくんには何がいけなかったのが、本質的な部分で分かってもらう必要があります。

しかし、相手の気持ちを想像するということはRくんにとってはなかなかハードルが高い。何せ気持ちには実態がないし正解がないのだから。

言葉ではいくらでも正論を言えるのですが、果たして本当にRくんが理解できているのがどうかは分かりません。

圧倒的な視覚優位のRくんには、絵カードを用いました。泣いている表情の絵カードを見せて、「お尻を触ったとき、○○ちゃんはこんな顔してたよ」とRくんに問いかけると、か細い声で「ごめんなさい、、、」と応えてくれました。その声色から初めて反省会の気持ちが表れているように見えました。

帰りの送迎車にそのお友達との同乗を希望するRくんでしたが、お友達の答えは「NO」。Rくんとは一緒に乗りたくないとのことでした。

それをRくんに伝えると、案の定、Rくんは納得できず激しく癇癪を起こしました。しかし、今日はRくんの要望は通さず、お友達の気持ちを尊重し同乗させないことに。

決していじわるでやっている訳ではなく、Rくんに「どうしてお友達と同乗できないか」を本質的に理解してもらう為、心を鬼にした結果でした。

異性との距離感は根気よく伝えていくしかないのかなと思っています。

優しくて思いやりがあっていいところをたくさん持っているRくん。職人気質でモテる要素をたくさん持っているRくん。

時間はかかるかもしれませんが、それでも根気良くRくんを見守るのが私たちのできる最大限の役目。これからの彼の成長が楽しみでなりません(*´∀`)

写真は本日の活動の様子。大胆なアートプログラムに挑戦しました!

※記事内の写真は保護者の方から許可をもらっているお子さんのみ掲載しています。

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