こんばんは。
新年度を迎え、おかげさまで新規の利用者さんも増えた港教室。
新しく子どもたちを受け入れるにあたって私たちが意識しているのは、その子がどんな子なのかじっくりと観察すること。
言葉の理解度や発語の様子、どんな遊びが好きなのか、何に興味があるのか、何ができて何ができないのか。そんなことに留意しながら子どもたちを見ています。
春休み期間中は昼食提供をしていましたので、「食事」についてもじっくり観察しました。
新年度より利用が始まったEくんは、この春から小学校に通う男の子。偏食という訳ではないのですが、食に関して興味が薄く(?)、昼食の進みが驚くほどスローペース。
昼食中は気づくと箸が止まっていて「Eくん、チャーハン食べるよ」と逐一声掛けをしないと箸が進まない。なんとかスムーズに食べてくれる良い方法はないものか?うーん、でも遅くても食べられているから良しとするか。。。
そんなことを考えていた矢先でした。
その日のメニューはカレー。子ども=カレー好き、とインプットされた私の想像を斜め上をいく行動に出たEくんがいました。
「カレー、やだもーん」と言って、全く食べようとしない(T_T) 子どもなのにカレー嫌いとか信じられない。。でも、これは単に気分が乗らないだけなのかもしれない。
そう信じて食べてくれるのを待つも、一ミリたりとも食べようとせず、お箸をクルクル回して遊ぶだけ。
そこで、Eくんには「わんこそば大作戦」を敢行することに。読んで字のごとくわんこそば方式で、小皿にカレーを少しずつ盛って提供するというもの。
この方法が功を奏し、一皿ずつ見事に平らげ、概ね8割食べることができました。「カレー、やだもーん」からの完食!!(゜ロ゜ノ)ノ
Eくんにとってはかなり成長を見せてくれました。
考えてみれば、大人でも最初に食べきれないほど山盛りになったカレーを目の前にすれば、相当な空腹でもない限り食べる気が失せますもんね(T_T)
何事もスモールステップが大事ですね(^-^)v
マイペースなEくんに「わんこそば大作戦」決行
教室の毎日
21/04/07 23:50