以前、新聞の朝刊で紹介されていてずっと気になっていた映画をやっと観に行けました。
自閉症の息子さんとその母親との暮らしぶりを描く「梅切らぬバカ」という映画。母親役に加賀まりこさん、自閉症の息子さん役にドランクドラゴンの塚地武雅さん。
この映画にはドラマチックな展開も無ければ感動のエンディングもない。淡々と親子の暮らしぶりが描かれています。
鑑賞しながら「映画だからもうすぐこんな展開があって、ああなってこうなって最後には、、、」なんて妄想を膨らませていたのですが、「あれ?もう終わり?」そんな映画でした。新聞記事を読んで多少の心構えはあったのですが。
果たして私は何を期待していたのでしょう。そこに描かれていたのは母親が子を想う、いとおしい気持ち。それ以下でもそれ以上でもなく。過度な演出はこの映画には必要なかったんだなと、観終わってしばらくして気づきました。
個人的には親子愛にグッときて。あと、ご近所さんと心が通い合うところ。隣人役の渡辺いっけいさんが良かったです。うーん、なんか言葉にするとめちゃくちゃ浅くなってしまいますね。加賀さんや塚地さんに申し訳ないです。
私は自閉症ではないし、自閉症の子どもを持つ親でもない。だからそうした方たちの気持ちを100%理解できる訳ではありません。
でもそれ以上に相手の気持ちを理解しようと想像することが重要なのかなと。そういう風に考える人が増えれば世の中はもっと良くなると思っていて。
観終わった後、そんな風に私が普段から思っていることを肯定されたような気がしました。
映画「梅切らぬバカ」を鑑賞してきました!
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21/12/09 23:50