気づけばもう12月ですね。
今年も残すところあとわずかとなりました。
私、毎年この時期になると子どもたちに決まって聞いていることがありまして。
それは「サンタさんにプレゼントは何をお願いしたの?」と。
子どもたちにとってクリスマスは1年のうちで誕生日と並ぶ重要なイベントです。何故ってそれは割とデカいおもちゃを無条件で買ってもらえる特別な日だから。
大人になって思うと、誕生日とクリスマスというこの二大イベントがいかに優遇されていたかを痛感します。悲しいかな大人になるとプレゼントなんて退職時の餞別くらい。
どうして子どもたちにそんなことを聞くのかと言うと、その子がどれほどクリスマスを楽しみにしているのかを探るため。あくまで支援の「ツール」として使いたいと考えていて。
例えばここ最近、多動が強く試し行動として頻繁に机の上に乗って遊ぶEくん。彼がサンタさんにお願いしたのは「ミニオンのプラレール」でした。
Eくんが机の上に乗ったタイミングで「Eくん、机から降りられたらサンタさんがミニオンのプラレールを持ってきてくれるよ」と声掛け。
すると「ミニオンプラレール欲しい!」と言って、机から降りてくれたEくん。どうやら声掛けの効果はあったようです。
「机に乗っちゃだめだよ!」
「何回行ったらわかるの!乗っちゃだめ!」
といった否定的な声掛けは子どもたちにネガティブな感情を抱かせてしまうので極力避けたいと考えていて。かと言って寛容な心で見守るっていうのも違うのかなと。
自閉症の小学生1年生のEくんでもすんなり理解でき、しかも前向きに考えられる声掛け。
11月下旬から12月23日までの期間限定なのですが、効く子には効きます。あ、もちろん全く効かない子もいます。ご家庭でもぜひお試しあれ〜(^^)
クリプレを期待する子の気持ちを汲んだ支援
教室の毎日
21/12/04 00:33