年長の娘が九九を覚え始めました。
暇さえあれば口ずさんでいます。どうやら幼稚園でそういう時間があるようで、まるで歌を歌うみたいになんだか楽しげです。
得意げに発表してくれるのはいいのですが、「2×5=16(にごじゅうろく)」と明らかに間違っていることもあります。
間違って覚えて欲しくないという思い(親バカとも言う)から、当初はこうした間違いを真っ向から指摘していました。間違いを指摘された娘はというと、自分は間違っていないと言わんばかりの勢いでプンスカと怒ってしまう始末。
プライドの高い娘の性格なのかもしれませんが、これではいけないなと、それ以来、間違えてもあえてスルーしています。
下手に間違いを指摘して娘のやる気を損なわせるよりも、今はただただ九九の朗読を「楽しむ」ことの方が大事なのかなと。イヤイヤやっててもなんの身にもなりませんしね。
大人って、子どもに対して「これくらいはできて欲しい」「最低限このくらいは、、、」なんて期待しがちですが、子どもからしたらそんなものは大きなお世話以外なにものでもなくて。
他の子と比べるからそういう発想になるわけで、目の前にいる子としっかり向き合えていれば、その子の成長を素直に喜べるのだと思います。
そういう視点は常に持ち合わせていたいなと、娘の九九を聞きながら思いました。
子どもが楽しいと思ってやっていることが大事
教室の毎日
21/12/01 22:03