最近どうも気になっていることがありまして。
それはトイレの順番待ちができないこと。お友達がトイレに入ろうとする瞬間に、スルリと間に入って順番を抜かしたり、順番待ちしている子がいるにも関わらず堂々と順番抜かしをする子。
彼らを見ているとまるで世の中には順番などという概念は無いかのよう。
「順番を守る」ことって、社会生活をおくるにあたってシンプルだけど実はとても大切だと思っていて。でもどうやら子どもたちにはそれが伝わっていない。
例えばお店でレジに並ぶ時は先に並んでいた人の後ろに並ぶのがルール。これは日本のみならず万国共通ではないでしょうか。
私たち大人はこれが当たり前だと思っているけど、子どもたちにはいまいちピンときていないみたい。
言われてみればどこにもそんなルールは掲示されていないし、そもそもどの子が先に並んでいたのかも分からない。
言葉の理解や空気を読むことが苦手な子にとっては、難しいことなのかもしれません。状況判断の前にどうしても「トイレに行きたい」というシンプルな欲求が勝ってしまう。
子どもたちからしたらルールを破ったことすら気付いていないのかも。。。
そこで、こんなものを作りました。
足形シートです。
トイレの順番待ちの先頭を表示する、いわゆる目印となるもの。
近年、コロナの影響でスーパー等でソーシャルディスタンスをとるため、足元にこうしたマークをよく見かけるようになりました。
確かにこれがあると、前の人とどのくらい間隔を開ければいいのか分かりやすい。
視覚的に分かりやすくすることで、子どもたちの行動が少しずつ変わることを願っています。
トイレの順番待ちを通じて社会のルールを学ぶ
教室の毎日
22/07/19 01:10