本日の定例ミーティングでは、Tくんについて話し合いました。
周囲とのコミュニケーションが難しく、日常的な会話の中でも暴言が絶えないTくん。相手の言葉を全てマイナスに捉えてしまうため、なかなか上手に会話のキャッチボールが続けられません。
調子が良い時はいいのですが、ここ最近は学校での疲れをそのままデイに持ち込んでいる様子で、お友達の些細な一言に過敏に反応し、気持ちの高ぶりが頻繁に見られます。
やり過ごすということができず、とにかく過敏に反応してしまう。これはTくんの特性なのでしょうがないのですが、なんとかしてあげたい。Tくんだって、こんな状態がずっと続いていたら精神的に参ってしまいます。
気持ちの折り合いをつけるにはどうすればいいか?
話し合いの末、そんなTくんの為に考案したのが表題の「スライム大作戦」。
Tくんの大好きなスライムを使った、気持ちの折り合いをつける方法です。
やり方はシンプルで、Tくんに気持ちの高ぶりが見られたら、スライムを渡し、こねることで気持ちをリフレッシュしてもらうというもの。要はスライムでストレスを発散させるのです。
最初は職員がTくんの気持ちの高ぶりを察知し、タイミングを見てスライムを渡すのですが、段階を踏みながらTくん自らスライムの必要性を職員に訴えられたらいいなと。
そうして怒りを上手にコントロールしてくれたらいいなと考えています。
また、そのスライムに他の子が反応して、スライムを介してTくんと遊ぶということも密かに期待しています(о´∀`о)
スライムで遊んでいるTくんって、「みてみて、こんなに伸びるよ!」とか、「みてみて、首に乗せちゃった!」とか、スライムを誰かに見せたがる傾向にあるんです。これって楽しい気持ちを共有したいと思っている証拠ですよね( ´∀`) お友達とコミュニケーションをとるチャンス。
気持ちをコントロールするとともに、お友達とのコミュニケーションスキルも磨ける一石二鳥の「スライム大作戦」。
はてさて、そんなに上手くいくかどうか( ・∇・)近況はまたご報告させてもらいますね(^^)v
「スライム大作戦」で気持ちの高ぶりをコントロール!
教室の毎日
20/02/06 21:59