大人が「のり」を使うときは単に張り合わせることを目的にしていますが、お子様の場合は、少し違います。
◎活動そのものを楽しむ
◎目で確認した場所に手で張り付けるという協応動作
◎指先の細かな運動(微細運動)
お子さまにとって「活動を楽しむ」ということが最も大切な点ではありますが、その背景には協応動作の訓練や指先の運動といったねらいが達成されるということがあります。
工作を楽しんでいるうちにデザインや色彩感覚が発達するというメリットもあります。
セラピーの中でポイントにしていること
①量の調節!
くっつけたい気持ちや指先の使いにくさなどから、のりの量が多すぎて紙がべたべたになってしまうことも・・・
使うのりのタイプによっても、力加減が変わってきますね。
当教室では、園やご自宅で普段使い慣れているもので練習するようにしています。
先生のお手本を見ながら、目で見て手に取って感じて理解を深めています。
②ぴったり貼ってみよう!
物をつかんだり何かの操作を行うためには、目と手が調和の取れた動きをしなければなりません。これを協応動作といいます。
のりの練習の中では、図案に合わせて「ぴったり貼る」という活動が、とてもいいトレーニングになります。
枠からはみ出さないように注意を向けることで、集中にもつながります。
そして、きれいに貼れた時の達成感!!
この満足感や達成感で、自己肯定感も育まれていきます☆
「のり」って難しい・・・!?
教室の毎日
23/02/27 19:33