閲覧ありがとうございます。
当施設では、すべての持ち物に記名をお願いしております。
同じ名前のお子さんも、いらっしゃいますので、全てフルネームでお願いをしております。
今日は、職員にとって持ち物がお子さんの物であるとすぐにわかることが、療育活
動とどんな関係があるかをお伝えしたいと思います。
児童発達支援事業所に来られるお子さん達の多くは、自分の持ち物の管理が苦手です。
持ち物をロッカーに入れながら、すでに次に遊ぶことを考えていてロッカーから荷物が転げ落ちていることに気付かずに振り向いて走り出す衝動性のあるお子さん。そもそも、自分と他人の持ち物の区別に強い関心がないお子さん。などその背景は様々です。
お子さん達が、自分の荷物を自分で管理し、下駄箱に靴を入れる、コート掛けに上着をかけるといったことはとても大切な身に着けるべきスキルの1つです。職員は、その子の特性、発達段階に応じて必要なサポートを行います。”職員が気付いて片付ける”過剰な支援はお子さんの力が伸びることの支障になります。
しかし、お子さん達の動きは早く、動作自体はゆっくりなお子さんでも注意の対象はすぐに移りやすいものです。
お子さんは、次の活動を始めると決めてから「待って、片づけたらね」などと言われることが好きではありません。次の活動に移ろうと、動いているところを、手を引っ張られて制止されるのはもっと好きではありません。
荷物を忘れていきそうになった瞬間に、次の行動への移行をさりげなくブロックし、その子が気付いて行動できる最小の支援をするのが理想です。大人の指差しでわかるのであれば指差し。音をトントンと鳴らすとそちらを向いてくるれるならそうします。そうしたサインの読み取りがまだ難しいお子さんであれば、体の向きを荷物にさりげなく向けて手を荷物に伸ばす介助をします。
単にお世話しているように見えても、理想の支援をする判断や動きは1秒ずれると失敗に終わる、本来非常に高度なものであることをご理解いただけるでしょうか。
そんなとき、これは本当にこの子の荷物かな? 名前はどこに書いてあるのかな? 下の名前しか書いてないけれど同じ名前の子がいるな?などと職員が迷っていると、あっという間に適切な支援のタイミングを逃してしまいます。
その他にも、アレルギーのあるお子さんに、他のお子さんの食具やおやつが混じらないように。
感染対策上、他人のマスクなどに触れないようになどなど、お名前がはっきり書かれていることはとても役にたちます!
どうぞ、職員の適切な支援のためにも、持ち物への記名にご協力をお願い致します。
40代~60代の職員もおります。職員の目に優しい大きい文字だとさらに助かります(笑)!
お子さまについて、心配事、ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
見学、体験も随時行っております。ぜひ気軽に足をお運びください。
お問い合わせは、電話 026-219-6045
【TODAY東和田】「持ち物への記名」と療育
教室の毎日
23/05/16 13:15