児童発達支援事業所

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「訓練室」での訓練だけで力は育つのか?

「感覚統合訓練、本当に意味があるのですか?」 昨日、保護者の方から相談を受けました。月2回、感覚統合訓練に通い始めたが、何のために必要か分からないという相談でした。 私はいつも思うのです。「なぜ、その訓練が必要なのか?」と。 感覚統合訓練を否定する考えはありません。私もトレーニングを受けた専門家の一人であるので。 ただ、「月2回、1時間程度の訓練だけで力が育つか」と問われれば、それは難しいと思うのです。 訓練室は、必要な器具が整っていますし、専門家もいます。一見すると、「訓練を受ければ子どもの力が伸びる」、と思えますが、訓練室でできることは限定されます。これは、どの療育でも同じです。 私は、療育や訓練での学びを普段の生活の中で「般化」することが大切であると思うのです。ただ療育や訓練を受けるだけでなく、家庭の中でも取り組むことができる課題を専門家に教えてもらい、親子で取り組むということです。 訓練室でなくても、公園の遊具を使った遊びを通して、子ども達のからだや感覚を育てることはできます。親子で楽しい遊びの時間を過ごすことで、コミュニケーションの力も育つことでしょう。 私は、身近な地域の中で親子が一緒に取り組むことができる課題設定が大切であると思っています。特定の領域の機能を伸ばすことも大切かもしれませんが、将来の社会的自立に向けて基本的な生活能力、社会適応能力を育てることが一番大切であると考えています。 センター長 黒葛原健太朗

周南子ども発達相談センター/「訓練室」での訓練だけで力は育つのか?
教室の毎日
20/09/25 14:20 公開

医療機関との連携

私は、火曜日と水曜日の午前中、小児科発達相談外来に出務しています。小児科では、公認心理師として発達検査や発達相談を担当しています。 センターでは、医療機関との連携を大切にしながら発達支援に取り組んでいます。身近な医療機関だけでなく、必要によっては遠方でも信頼できる医療機関を紹介しています。 多くのお子さんは、小児科の発達外来や小児神経外来で診断を受けられています。しかし、発達検査や丁寧な問診がないまま診断を伝えられたというケースが案外多いのです。 私は、徳島大学病院小児科にて発達障害医療の基本を学びました。 ① 子どもを丁寧に診ること ② 保護者の思いに寄り添うこと ③ 子どもの発達特性を正しく把握した上で診断に至ること ④ 診断後も、親子が必要とする限り支援を提供すること この4点は、今でも大切にしていることです。 医療機関の役割は、「診断する」だけではありません。 子どもの育ちを丁寧に見極め、特性に応じた支援について保護者と検討し、必要に応じて適切な治療を行うという役割を持っています。 保護者の皆さんは、さまざまな思いを抱きながら、医療機関を受診されたと思います。信頼できる専門家に出会うことはできましたか? 山口県東部は、専門機関・専門家も少ない地域です。 もし、お困りのことがありましたら、センターにご相談ください。 センター長 黒葛原健太朗

周南子ども発達相談センター/医療機関との連携
関係機関との連携
20/09/23 18:44 公開
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