私は、火曜日と水曜日の午前中、小児科発達相談外来に出務しています。小児科では、公認心理師として発達検査や発達相談を担当しています。
センターでは、医療機関との連携を大切にしながら発達支援に取り組んでいます。身近な医療機関だけでなく、必要によっては遠方でも信頼できる医療機関を紹介しています。
多くのお子さんは、小児科の発達外来や小児神経外来で診断を受けられています。しかし、発達検査や丁寧な問診がないまま診断を伝えられたというケースが案外多いのです。
私は、徳島大学病院小児科にて発達障害医療の基本を学びました。
① 子どもを丁寧に診ること
② 保護者の思いに寄り添うこと
③ 子どもの発達特性を正しく把握した上で診断に至ること
④ 診断後も、親子が必要とする限り支援を提供すること
この4点は、今でも大切にしていることです。
医療機関の役割は、「診断する」だけではありません。
子どもの育ちを丁寧に見極め、特性に応じた支援について保護者と検討し、必要に応じて適切な治療を行うという役割を持っています。
保護者の皆さんは、さまざまな思いを抱きながら、医療機関を受診されたと思います。信頼できる専門家に出会うことはできましたか?
山口県東部は、専門機関・専門家も少ない地域です。
もし、お困りのことがありましたら、センターにご相談ください。
センター長 黒葛原健太朗
医療機関との連携
関係機関との連携
20/09/23 18:44