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東京で「アナログゲーム療育講座」を受講してきました

療育について
先日東京で「アナログゲーム療育講座」を受講してきました。フリーの療育アドバイザーである松本太一さんが講師を務めるこの講座は、毎回満席になるほど人気だそうで、私が受講した日も40名の参加者で会場は熱気に満ちていました。

 松本さんは日々の活動の中で、発達障害のある人は「相手の要求や場の状況を読み取ってそれに合わせて動ける力」を身につけることが社会に出ていく上で「特に」重要だと感じ、その力をどう養っていけるか模索してきたそうです。そしてアナログゲームで楽しく遊びながら身につけていけるのではないかと考え、さまざまなゲームを実践の場で取り入れ、そこで手ごたえを感じ、現在は全国各地でさらに多くの人に紹介をする取り組みをされています。私自身もアナログゲームの可能性について感じていたので、とてもタイムリーでしたし、かつ実践の場でどう声掛けしていったらいいかなど具体的なアドバイスを得られてとても勉強になりました。

 さて、この講座ではおすすめのゲームが8種類ほど紹介されました。主に就学前の子どもが対象だったので、わかりやすいルールの物が中心でしたが、実物も各テーブルに回していただき、実際に手に取ってみるとカラフルな色使いや、かわいいイラスト、コマやアイテムの質感、重量、どれも子どもたちを引きつける工夫が見られ、私も自然とワクワクして、やってみたいなと思うものばかりでした。そのうちの3種類を実際に遊ぶことができましたが、4人一組のテーブルで、初めてあった人たちにもかかわらず、どのゲームもとても盛り上がって会話がはずみました。私のテーブルには保育園の保育士さん、療育センターで発達支援に携わっている方がいらっしゃいましたが、一様に「もう一回やりたい!」となり、大人も夢中になったひとときでした。

 今回は、講座で紹介されたものだけでなく、私が個人的に療育の中で使えそう!と思ったゲームをいくつか仕入れてきました。同じゲームでも発達に合わせて少しルールをアレンジしながら療育の中で取り入れていく予定です。発達に凸凹があってもなくても、コミュニケーション力は社会で生きていくうえで大切な力です。これからも、子どもたちが楽しみながらこうした力を身につけていけるようにお手伝いをさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。(ようこ先生)

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