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『続・遊びの発達』

療育について
今回は「遊びの発達」の続編です。遊びの発達過程における第3段階についてまとめてみます。

第3段階(2~4歳)は多様な全身運動と手先の操作を学ぶ段階と言われています。
この段階では様々な環境の中で臨機応変に身体を使い込んでいくような関わりが増し、運動のレパートリーが広がります。また、手先の運動技能が高まり、様々なものに働きかける繰り返しの中で、触り心地や力加減等の違いがはっきりとわかるようになることで、より正確に環境や物の特徴に気づける時期と言えます。

第3段階に適合した遊びの一例をご紹介します。
① 砂遊び:型抜き、山やトンネルを作る、団子を作る、シャベルやくまで等の道具を使う。玩具を砂に埋めて掘り探したり、紐をつけた玩具を埋めて引っ張り上げるような「宝探し」も楽しめると考えます。
② 乗り物遊び:足で蹴り進む車、三輪車、ロッキング遊具。
③ 相撲遊び:押し相撲、尻相撲、指相撲。親子で行うことで、ふれあい遊びになり得ます。
④ ボール遊び:投げる、蹴る、キャッチする。風船を使ってみるのも良いですね。
⑤ 紙遊び:破く、包む、折る。お絵かきもしてみましょう。クレヨンや色鉛筆を使うだけでなく、指に絵具をつけて描くフィンガーペイントも面白いと思います。また、形に切り抜いたスポンジをスタンプのようにしてみるのもお勧めです。
⑥ 道具遊び:ハンマー、ままごと(包丁)、釣りゲーム。
⑦ 楽器:ハンドベル、笛。笛は発音する際に必要となる息をまっすぐに出す練習にもなります。

第3段階はこのような感じでしょうか。
第4~5段階についてはまた改めて。完結編をお待ちください。

お子さんたちは楽しく遊ぶことを通して、様々なことを経験し学んでいきます。
「身体や手先を動かす」「道具を使う」「感覚を楽しむ」等、遊ぶことを大切にお子さんたちと向き合っていただければ幸いです。(たすく先生)

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