来春にむけて、たくさんのご家族が毎日見学にいらしています。
教室に入るなり縦横無尽に走り出したり、机によじのぼっちゃうお子さんたち。
そんな様子を見ていると、「うちの子、ほんとうに療育を受けられるのかしら・・・」と心配になってしまう親御さんがたくさんいらっしゃいます。
でも、心配ありません。
1,2か月もすればすっかり慣れて、学習に対して自発的に取り組む姿が見られるはずです。
もちろん、これは放っておいてできるものではありません。時間はなにも解決してくれません。
たとえば、「自由遊び」のなかで、「人に注意を向ける」ため、この子はどういった対人遊びに興味をもつかをセラピストが集まってたくさん研究します。
それは、発達障害のお子さんたちが、対人に対して注意を向けることが難しく、対物になりやすく、さらに一般とは異なる形で物に関心(探求)する傾向があるからです。
さらに、教室のなかだけでなく、親御さんから聞くご自宅での様子もとても貴重な情報になります。
また、セラピストは、お子さんの注意が向きやすいポジションを常に意識している必要があります。そして、目や表情やジェスチャーに注意を向けられるように、教具などの位置を人に向けるようにします。
そして何より、入ったばかりのお子さんは、距離感がとてもむずかしい。視線回避や身体をそらしたりなどでないように、つかず離れず、それでいて、いつでもすぐに働きかけられる距離をキープします。
今は難しくても、働きかけ次第でうんと成長するのが子どもたちのすごいところ。
来春に向けて、たくさんの子どもたちが、はるプラスに来てくれることをとても楽しみにしています。
文:神庭(かんば)
この子はどういった対人遊びに興味をもつか?
教室の毎日
21/11/14 16:58