12月のはるプラス児童発達支援では、砂場遊びを取り入れています。
砂場での遊びは、特に言語発達や社会的スキルの向上に焦点を当てた児童の学習支援に役立ちます。以下に、砂場を使ったABAに基づく活動の例をいくつか挙げます。
砂場での活動の例
1. 基本的な指示に従う:
• 目的: 聴覚理解と実行機能の向上。
• 方法: 「砂に丸を描いて」といった簡単な指示を出し、子どもがそれに応じるかを観察します。
2. 語彙の拡張とラベリング:
• 目的: 言語発達と単語認識の促進。
• 方法: 砂場に関連するアイテム(例:バケツ、スコップ)を指し、その名前を教え、子どもに言葉や手話を使った要求を促します。
3. 順番交代と共有の練習:
• 目的: 社会的スキルと協力の理解を促す。
• 方法: 子どもたちが砂場のおもちゃを順番に使うように促し、共有の重要性を教えます。
4. 感覚統合活動:
• 目的: 感覚処理能力の向上。
• 方法: 砂での異なる感触を経験させ、その感触について話し合います。
5. 簡単な数学的概念の導入:
• 目的: 数の認識と基本的な計数能力の向上。
• 方法: 砂で作った山を数える、バケツに砂を何回すくったかを数えるなどの活動。
注意事項
• 安全と清潔: 砂場は安全で清潔に保たれている必要があります。また、小さな物が混入していないことを確認します。
• 個々のニーズに対応: 各子どもの能力や発達段階に合わせて活動を調整します。
• 観察と記録: 子どもの反応や進歩を観察し、記録することが重要です。
• 親とのコミュニケーション: 子どもの学習進捗について定期的に保護者の方とコミュニケーションを取り、家庭でのサポートを促します。
これらの活動は、子どもたちが楽しみながら学習できるように設計されています。ABAを用いた活動は、子どもの興味を引きつけ、積極的な学習を促します。
「はるプラス港南」12月の活動報告
はるプラスだより
24/01/08 18:44