何時もシェルフたけさと教室のブログをご覧頂きありがとうございます。
児童指導員の小島です。
梅雨明けし気温も高く、熱中症に注意する季節になりました。
シェルフたけさと教室でも水分補給の声かけをしながら療育をさせて頂いている毎日です。
先日、自宅の片付けをしていて息子の療育に悩んでいた頃のメモ・講習会の資料などを読み返し、今となっては笑える嘘のような本当の出来事。
こんな事も出来なかったのに...と成長を感じ涙が止まらなくなり結局、掃除どころではなくなってしまいました。
最近では表現方法は正しく無いことはありますが息子なりに気持ちを伝えてくれているんだなぁ。
自身は親としてどれだけ成長出来たのか?と反省しました。
そして療育の大切さをつくづく感じ、息子の事で知り合う事の出来た方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
この経験を生かし、今後の療育・支援に役立てられたらと改めて思いました。
さて、今回は放課後等デイサービスのグループワークで楽しく行っているゲームを紹介させて頂きます。帰る前の時間を使ってグループワークを行っていますが主にソーシャルスキルトレーニングと自己紹介を行いますが時々絵本やゲームを取り入れています。
<旗上げゲーム>
職員の声掛け通りに赤と青の旗を左右の手に持ちスタートします。
最初の頃は職員の指示ではなく、職員の手元を見て模倣していた子も今では「赤上げて(下げて)、青上げて(下げて)」は上手に行えるようになりました。
「上げない(下げない)」
「もっと上げて(下げて)」と言い方を変えてみたり、
「赤下げて、青上げない」と2つ同時に指示を出したり、
スローからテンポアップしたりと見ている職員も楽しませて貰っています。
<じゃんけんゲーム>
後だしじゃんけん
「後だしじゃんけん、じゃんけんぽん、ぽん」
両手じゃんけん
「じゃんけんぽんぽん、どっちひくの?こっちひくの」
後だしじゃんけんは「負けて」の指示に勝ちたい気持ちや通常とタイミングも違ったり、両手でのじゃんけんでは両手同じものを出してしまったりと苦戦しています。
人間の記憶は大きく分けて少し前の事を記憶する短期記憶とずっと前の事を覚えている長期記憶があり、後だしじゃんけんは短期記憶の一歩手前、情報を一時保存するワーキングメモリを鍛える方法だと言われています。
計算や文書読解が苦手
言われた事をすぐ忘れてしまう(先生の指示に従えない)
同時に2つのことを言われると困る
などのトレーニングに効果があるそうです。
じゃんけんなら何時でもどこでも出来るのでご家庭でも楽しめるので是非、やってみて下さい。
個別療育でも記憶力を高めるトレーニングとして神経衰弱、コグトレ、逆さ言葉なども行っています。
これからも職員一同、楽しく療育出来るよう工夫していきたいと思います。
グループワーク
教室の毎日
21/07/19 17:33