みんながカードゲーム等で楽しむ中、ひとりで熱心に読書をしている小学校6年生の男の子がいました。本のタイトルは「夏の庭」。三人の小学校6年生の男子と一人のおじいさんとの交流を描いた感動作です。
相米慎二監督、三國廉太郎主演で映画化もされ日本だけではなく世界十数か国で翻訳もされているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
お話しの終盤におじいさんは亡くなり、三人の少年の進路もばらばらになります。一人は地元の公立中学校に一人は私立中学校に進学します。そしてもう一人は母の再婚相手が住むチェコに旅立ちます。
それでもおじいさんと三人の少年の物語はまだ続くのです。
一人の少年の言葉にすべてが集約されています。
「だってオレたち、あの世に知り合いがいるんだ。それってすごい心強くないか!」
夏の庭
教室の毎日
21/01/08 10:59