コロナウイルスの感染拡大の中、離職を余儀なくされる方が増えています。精神障がいを持つ人々の不安も高まっています。
厚生労働省は企業や公的機関で働く「精神障がい者」を仲間や同僚が支援する「精神・発達障害者しごとサポーター」を育成し、障がいがあっても本人の特性や希望、能力や適性に応じた職場づくりを推進しています。一定以上の規模以上の企業や公的機関で精神障害者の雇用が義務付けられる「改正障害者雇用促進法」に基づく措置です。同法で身体障害者、知的障害者、精神障害者の雇用義務があるのは「従業員50人以上」の企業で全国に約9万社あります。
このしごとサポーター事業は職場内の見守りや声かけを通じて、精神障がい者の職場定着、トラブルの事前回避を担う役割があります。またサポーターは精神保健福祉士や保健師から講習を受けることになっています。
従業員50人以上の企業で選任が義務付けられている産業医や学校等に置かれるスクールカウンセラー(スクールカウンセラーは児童生徒だけではなく、教員や保護者のカウンセリングも業務です)、企業の総務部や人事部との役割分担は明確ではないため、その活躍が待たれています。
精神・発達障害者しごとサポーター
教室の毎日
21/01/18 16:10