いい意味でも、悪い意味でも物語には力があると思います。
「もっと、もっと」と欲しがる気持ちをあおったり。
誰かを傷つけたいと思う気持ちを起こさせたり。
かと思うと、自分にもこんなに清らかな気持ちが有ったのかと気づかされたり。
みつばちのみんなに物語の力を借りて、自分の気持ちや周りのお友達と向き合ってもらいたいと思い、少しずつ「おはなしの会」を開いています。
遊びに夢中でなかなか聞いてくれなかったり。
学習が忙しくてなかなか時間の取れない人。
いろいろですが、きょうは「僕が読んでやる。」とみんなのまえで紙芝居をやってくれた児童がいました。
とても元気で明るい人ですが、やはり緊張したのか、いつもの大きな声ではなく、ちょっと早口のところもありました。
読んでいる本人はあまり内容が入ってこなかったかもしれません。何かを発信しようとする難しさを感じてくれたかもしれません。
大きな拍手をもらって、ちょっと照れていました。
終わってから、おはなしの中で住所や電話番号を教える場面を茶化して「個人情報だだもれだなぁ~みんなこんなことするんじゃないぞぉ~」とみんなを笑わせていました。照れ隠しかな?
でもみんなとても熱心に聞いてくれていました。
わたしは「がんばれ」「その調子」と、うれしいやら、心配やらで学芸会を見に来たお父さん(おじいちゃん?)気分で、内容は全く入ってきませんでした。
物語がみんなの共通言語になって「あの話に出てきた○○みたい」「こんな事したらこんな事になるよね」とか「こんな人になりたいね」とか日常の場面でコミュニケーションできたらいいのにな。と思っています。
お話の会🌟
教室の毎日
19/05/24 10:46