こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID 鶴ヶ峰教室です。
今回は子育てにおいて過去何十年と論争が繰り広げられている「テレビのメリット・デメリット」についてお話をさせていただきたいと思います。
【テレビのデメリットについて】
テレビって本当にいいものですね〜。
どこかで聞いたことがあるような台詞ですが、テレビは現代において、もうなくてはならないものになっていますね。
ニュースにバラエティにドキュメンタリーにアニメに…。
本当に色々な種類のテレビ番組をスイッチ一つで観ることができます。
私自身も家に帰ったらテレビを見ない日はほとんどありません。
そんな楽しいテレビですが、子育てにおいては過去何度も非難されてきました。
では、本当にテレビはそんなに悪いものなのでしょうか?
【テレビのデメリット】
・テレビを見る時間に活動時間を奪われてしまう
=テレビは面白い番組がたくさんあるのでついつい長時間見続けてしまいます。また、お子さんがテレビを見ている間は静かなのでついついテレビに子守を任せてしまうことがあります。
しかし、小さなお子さんの日中の活動時間は大人ほど長くないため、テレビに活動時間の大半を割いてしまうと、その時間に経験できたはずの親子のコミュニケーションや様々な体験ができなくなってしまいます。
・言葉の発達が遅くなる
=はっきりとした研究データはないようですが、小児科医などからの見解によると、テレビとは情報を一方的に発信する機械であるため、発信された言葉などの情報を一方的に聞き取ることになり、本当に必要な言葉のやりとりというコミュニケーションの機会が失われ、言葉の発達が遅れる恐れがあると言われています。
・受け身な性格になってしまう
=情報を一方的に発信するテレビはチャンネルを変えれば好きな情報を得ることができますが、その情報に対して視聴者がコメントしても受け答えはしてくれません。昨今のニュース番組などではSNSなどで投稿すればコメントを拾ってくれる場合もありますが、これも会話のキャッチボールとは言い難いものです。
結果、発信された情報を受動的に受け取るだけの作業に慣れてしまい、将来的にも自分からは意見を表出しない性格になってしまう恐れがあると言われています。
では続いてテレビのメリットについてです。
【テレビのメリット】
・コミュニケーションのきっかけとなる
=デメリットでテレビはコミュニケーションの機会を奪ってしまうと書きましたが、上手に活用すれば親子の会話などコミュニケーションを活発にさせることもできます。
小さなお子さんと関わっていると「見て見て」と呼ばれることはありませんか?小さなお子さんは自分が楽しいと感じているものや褒めてもらいたいと思っているものを大人に見せたいという気持ちがあります。そして、そうした自分の気持ちを受け止めてくれた人、共感してくれた人には大きな信頼感を抱くものです。
つまり、お子さんがテレビを見ているときに「見て」と声をかけてきたら、それはお子さんの気持ちにグッと近づくチャンスでもあるのです。そんなタイミングをみかけたらぜひ「何みてるの?」と関心を示してあげてください。きっと豊かなコミュニケーションを築くことができることでしょう。
・普段は体験できない物事を見聞きできる
=小さなお子さんに限らず、テレビを見ることで今そこにない風景を見ることができます。中には国内だけに止まらず、外国の文化や風土に触れることができる番組もあります。もちろん、実体験に勝るものはありませんが、そうした普段の生活では見聞きすることのできない物事をテレビを介して知ることで、見識が深まるという効果が期待できます。
このようにテレビは活用の仕方次第ではお子さんの成長にとってプラスに働く側面もありますが、同時に使い方を誤ればマイナスに働く危険性もあると言うことを周囲の大人が理解しておく必要があります。
最近では小さいお子さんがスマホで動画サイトを見ているという状況が当たり前になりつつありますが、動画サイトについても同様のことが言えます。使い方次第で色々な情報が引き出せる反面、そればかりに固執してしまうあるいは動画に子守を任せてしまうような状況になりますと様々な弊害があることを大人がしっかり理解して、上手に活用して欲しいと思います。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
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テレビは本当に子育てに悪いの?
雑記
19/08/08 10:20