こんにちは。
児童発達支援事業所 STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室です。
緊急事態宣言も延長され、親御さんもそうですが、お子さんもストレスが溜まってきているのではないでしょうか。
小さなお子さんは、まだ自分の気持ちをうまく言葉や行動で表現できないこともあり、お子さんの様子がなんだかいつもと違う、と感じるようであれば、お子さんの中に解消できていないストレスがあるのかもしれません。
今回は、小さなお子さんがストレスを感じているときの行動の変化や、その対処についてお話させていただければと思います。
①痛みを感じる
ストレスから頭痛や腹痛、局部的な痛みを感じることがあります。
身体の緊張が表れているのかもしれません。
【対処法】
・マッサージや深呼吸をしてみたり、タオルなどで温めてみてあげましょう。
・絵本を読んだり、音楽を聴く等、お子さんが落ち着くことを一緒にやってみましょう。
②食欲が増える/減る
ストレスから食欲が増える、または減ることもあります。場合によっては吐き気を催すこともあります。
【対処法】
・水分をしっかり摂りましょう。
・吐き気の対象となるようなものがあれば、食べさせないようにしましょう。
・嘔吐が激しい場合は必ず医療機関を受診しましょう。
③眠れない
なかなか眠れなくなったり、夜中に急に目が覚めてしまうことがあります。
【対処法】
・添い寝をしたり、絵本を読んであげたり、お子さんが安心して眠りにつけるようにしてみましょう。
・暗いのが怖いようであれば、電気を弱めにつけてみましょう。
④おねしょが出たり、便秘、下痢になる
ストレスが排泄に影響することもあります。
おねしょは上記の「③眠れない」への対処法も有効です。
【対処法】
・お子さんのおなかを掌で「の」字にさすって緊張をほぐしてあげましょう。
・おねしょをしたときの対処の仕方や助けを求めてよいことを伝えてあげることで不安感を軽減してあげましょう。
・便秘・下痢はひどいようであれば医療機関を受診しましょう。
⑤衝動的になる
落ち着きがなくなる、いつもよりよくしゃべる、攻撃的になる、注意散漫になる、等、行動が衝動的になることもあります。
感情の起伏が激しくなり、急に泣いたり怒り出したりすることもあります。
【対処法】
・周囲の刺激(目に入るもの、音など)を少なくする。
・落ち着ける場所に移動する。
・その行動をいつまで、どこまでやるか見通しを立ててあげる。
・ゆったり構えて気持ちを受け止めてあげてください。「〇〇が嫌だったの」「悲しかったね」等、お子さんがうまく言葉にできないことを言語化してあげるのも有効です。
⑥閉じこもる
人に会うのを避けるようになったり、こだわりが強くなることがあります。
【対処法】
・無理に人に会わせることは避け、会う人や場所などの見通しを伝えて不安を軽減させてあげましょう。
・こだわりに関しては、いつまで、どこまでやるかの見通しを立て、ここまではやって良いという限界を決めておきましょう。
⑦しがみついて離れない
親御さんにまとわりついてきたり、親がどこかに出かけるのを怖がったりします。
自然な反応なので、しっかり受け入れてあげるとお子さんも安心します。
【対処法】
・抱きしめたり、目線を合わせてお話をしてあげてください。
・出かけるときは「何時に帰る」など見通しが立てるようにしてあげてください。
⑧落ち込む
無気力感や悲しみにとらわれる場合もあります。
【対処法】
・無理に励ましたりはせず、いつも通りに接してあげましょう。
・悲しかったこと等、お子さんから話してきたら、しっかり聴いてあげましょう。
⑨ボーっとしている
自分の不安な気持ちを、周りに心配をかけないようにと押し殺してしまっていると、気持ちが動かなくなってしまう場合があります。
【対処法】
・心配をかけないために我慢している場合は、我慢せず気持ちを自然に表現して大丈夫だよと伝えてあげてください。
【コロナ禍の中での注意点】
・情報を正直に伝える
大人も漠然とした不安を抱えながら過ごしていますが、お子さんにもその原因となっている情報を正直に伝えてあげましょう。
年齢によってはイラストや動画を使って説明してみても良いと思います。
漠然とした不安は、誰のせいでもなくウイルスのせいであることを伝えることで、お子さんの中でも腑に落ちることでストレスの正体に気が付けるかもしれません。
・映像やニュースなどを見せすぎない
小さなお子さんは時間や、自他の境界がまだ曖昧です。映像やニュースを見て、それが自分のことと捉えて不安になってしまうこともあります。
いかがでしたでしょうか。
お子さんもそうですが、親御さんも様々なストレスにさらされている為、
上に挙げた症状が大人でも当てはまることもあると思います。
自分自身も無理をしていないか、一度振り返ってみるのはいかがでしょうか。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
児童発達支援事業所 STELLA KID 鶴ヶ峰教室のホームページはこちら
→https://www.stellakid.com
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住所:横浜市旭区白根5−10−1 AOKIYA BLD 1階
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雑記
20/05/08 12:33