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【定期コラム】発語につなげる工夫~指導員が意識していること~

教室の毎日
こんにちは!LITALICOジュニア高槻教室のスタッフです。
梅雨らしくジメジメとした日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、LITALICOジュニアには、「お子さまの発語を増やしたい」という思いで通ってくださっている方が一定数いらっしゃいます。
そのようなお子さまたちの指導を担当するとき、指導員が意識していることをまとめてみました。
どれか1つでもご家庭での参考になれば幸いです(^ ^ ♪

1、楽しい雰囲気を作る
見えるところに好きなおもちゃを置いたり、壁に好きなカードを貼ったり、時にはすべり台を用意したり…入室時に「やってみたい!」と思えるよう工夫しています。

2、好きなおもちゃや遊びを観察する
ボールが好きなお子さまでも、「ボールが転がるのを見ることが好き」だったり、「大人とボールを投げ合いっこすることが好き」だったりと様々です。より深く好きなことが分かると、ほかの遊びのヒントになります!

3、遊びを提示して注意を引く
好きな遊びが見えてきたら、違う遊び方を提案しています。例えば、「ボールが転がるのを見ることが好き」なら、「小さいボールがたくさん転がる遊び」を見せて誘いかけます。

4、目線を合わせる
お子さまに遊びを提案するとき、お子さまからの発信(見て、など)があったときなどに、他者とかかわっていることを意識してもらうため目線を合わせるようにしています。

5、お子さまに寄り添う
「おいしいね」と共感したり、「ボールころころ~」と状況を言ったり、お子さまが何を感じているかを想像して話しかけています。

6、お子さまの言動を真似する
お子さまがトミカを動かしているなら同じように動かしてみる、「ぶーぶ」と言ったら同じように「ぶーぶ」と言ってみる、のように真似をします。お子さまの発信に対して鏡のように同じ言動をしてみせることで、他者意識につなげます。

7、お子さまの発信に応答する
大人の腕を持っておもちゃを取らせようとする、指差しする、「あー」と発声する、など「~して」「見て」といった働きかけがあれば、すぐにキャッチして応答します。

8、お子さまの発信から少し広げる
7番目と似ていますが、「くるま」とお子さまから発信があれば「くるまかして、だね」などと答えています。言い直しさせるのではなく、発達が進んだ先で言ってほしい言葉をインプットしてもらうことが狙いです。

9、指示を伝えるときは具体的に
「ここに入れて」と言葉で言うことに加え、入れる場所を指差しして見せるなど、お子さまにとって分かりやすい方法で伝えています。

10、成功体験を積む!
要求の発信があれば(できる範囲で)すぐに叶える、「入れて」の指示に対応できれば大げさに褒めるなど、お子さまにとって嬉しいかかわりで反応することで、「できた」という成功体験を積めるようにしています!

いかがでしょうか?
「LITALICOできてるからおうちでもできるようになってほしい!」という方には、ぜひ取り組みやすいものから実践していただければと思います♪
また、「うちの子ならどういう工夫がいいかな?」と気になる場合はお気軽にスタッフまでご相談くださいね。

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