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一人ひとりに寄り添う支援とは。。。

子どもへの対応例
こんにちはフォレストキッズ千種教室です!


発達のスピードや凸凹は100人いれば100通りあると思います。

・発語がゆっくり
・歩き方や姿勢が安定しない
・身辺自立がなかなかできない
・一人遊びが多い

…困りごとは様々かと思います。

だからこそ一人ひとりに寄り添う支援が必要となってきます。


過去に出会ったお子さんの話を少し書かせていただきます。

発語や身辺自立は“定型発達”といわれるスピードで進んでいるお子さんでしたが、

お母さん以外とほとんどコミュニケーションが取れませんでした。

興味の偏りというより、人との関わりに極度の不安がありコミュニケーションが難しいのです。

保育園はずっとロッカーの影に隠れています。
家族以外の人と言葉のやりとりをすることもできません。

療育にみえたときも、始めはお母さんにくっついて離れられませんでした。

その子の支援で私が大事にしたことは

●私も声を出さない
●その子の好きなもので関わりを持つ

ことです。
他者と会話ができない理由として、不安や緊張、自信のなさなどが考えられると思います。
時にはプライドの高さからくることも。

自分の殻を、なかなか破れない状態のときに、あれこれ話しかけても、その子を圧倒させ、混乱させ、生きるペースをかき乱していることになると感じました。
その子にとって、言葉でのやりとりはテンポが速すぎるのです。

私も話すことはせず、お絵かきでこちらの意思を伝えたり、そばで私が1人でおもちゃで遊んだりしました。
その子の姿勢を真似たりもしました。

声のない静かな空間を共有しました。すると徐々に一緒に遊べるようになり、笑顔も増えてきました。

遊びに対して表情での反応がとても良くなった頃、言葉で話しかけることを始めました。

言葉はない中でも、やりとり・反応のテンポが速くなったので、言葉を交えても違和感がないと感じたからです。
するとその子も話し出してくれるようになったのです。

療育者のペースに巻き込む前に、その子自身のペースに巻き込まれてみることで、活動の幅を広げていくことができました。

何も変わったことではなく、私たちも、人との関わりを持つとき、友達をつくるときは、空気感が安心できる人や同じ趣味や境遇にある人を選んで接することが多いのではないでしょうか。







同じ「話さない」でも言葉の遅れがある場合は、またアプローチが変わってきます。

また、療育者との関係が構築された後は、その子の発達課題に、より焦点を当てた支援を進めていく必要があります。

その子の困り感の原因を探り、一人ひとりに合ったアプローチ方法を見つけていきたいと思います。

私自身、まだまだ勉強しなければならないことも多いです。より良い実践ができるよう試行錯誤を重ねていきたいと思います。

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