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七夕飾りを制作

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梅雨も真っただ中に入り、すっきり晴れる日が少ない毎日です。
今週の日曜日は七夕ですが、あいにくの雨かもしれません。
でも、東海地方などには「雨が降った方が縁起がいい」という伝承もあるそうです。
『恵みの雨』とも言いますし、あんがい雨も「いい天気」と言えるのかもしれませんね。

神戸元町教室では、「もうすぐ七夕だね」とお話しながら子どもたちと笹飾りをつくったり、1人ひとり七夕の制作をし、みんなで見れるように玄関に飾りました。
今年の七夕制作は夜空に見立てた青い台紙に織姫と彦星を貼り、真ん中にラメ糊できらきら光るお星さまを作りました。
お子様によって描くお顔の表情が違っていて、色んな織姫・彦星が出来上がりました。
着物は色水でフィルターに色を付けてもらっています。
「どの色にしようかな?」
「この色と混ぜてみる―!」
「ボク黄色だけでいい。いっぱいつける!」
などと、子どもたちは楽しみながら、どんな色の着物にしようか自分で考えて表現していました。
落とす色水の量や、選んだ色の混ざり具合で、個性光る鮮やかな着物となっています。
最後に自分の願い事を短冊に書いて完成です。
お願い事は、事前に保護者の方にお願いをして、親子の会話の中で引き出してもらいました。
自分で決められる子には、「どんなお願い事にするの?」と尋ねてもらったり、
まだお願い事を考えるのが難しい子には、お家で一緒に考えてきてもらったりしています。
こうした親と子の言葉のふれあいや、やり取りのなかでもお子様の社会スキルが育まれていきます。

ずらーっとみんなの完成物を玄関に飾ると、とても綺麗で見ごたえがあります。
来所時や帰る時に、
「お母さん見て!あれボクの作ったやつ!!」
と、指さしてお母さん・お父さんに自分のを教える子どもたち。
「へぇ~、他の子はこんな願い事してるんやね~」
「あはは、このお願い面白いね」
と、他の子たちのも見て楽しそうに感想を言う保護者の方々。
お子様が作った制作物を一緒に見て、感想を言い合って、楽しさ・嬉しさを共有する。
そんな微笑ましい親子の姿を見て、今回の制作の狙いである『会話の広がり』が達成できたように感じます。

七夕は『五節句』のひとつで、奈良時代に日本に伝わったとされます。
織姫が機織りの上手な働き者・・・という伝承内容から、手芸や裁縫の上達を願う風習につながりました。
江戸時代には、寺子屋で紙の短冊に願い事を書くことから、読み書きの上達を願ったようです。
短冊の願い事の歴史を見てみると、元々は手習いの上達を願ったものであることが分かります。
教室の子どもたちが書いた願い事は様々ですが、そこに、お子様1人ひとりのプログラムのステップアップ(上達)を願う職員一同の思いも込めさせていただきたいと思います。




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