あらゆることで、大人と子どもではたくさんの違いがありますよね。
時々、「同じ人間でも違う生き物なのでは・・・?」と、思ってしまうほどです。
身体の大きさはもちろん、運動能力、言葉、知識、力加減、感情や行動のコントロール力、書字能力、コミュニケーション能力、、、etc.
上げだすとキリがありません。
見え方・・・『視野』もまたその一つです。
まず、乳幼児の視力について説明すると、生まれたばかりのころは明暗以外ほとんど見えていないと言われています。
そこから徐々に視力が発達していき、1歳ごろには奥行きや立体距離感が分かるようになります。
2歳ごろに形の区別がつくようになり、3~4歳ごろから1.00の視力を持つようになります。
視野は6歳(ちょうど小学校に上がるまでの幼児期)では、左右で90度・上下で70度程度とされています。
一方大人は左右で150度・上下で120度程度見えています。
大人と子どもでこれ程見え方に差があるのです。
大人が見えている距離が子どもには見えていないので、「あそこにあるでしょ!」と言っても分からなかったり、「そこ危ないよ!気を付けて」と声をかけても人や物にぶつかったりするのは、そこに対象物があることを把握していないから当たり前なのです。
また、小さなお子様はよく段差につまずいたり、横から来ている物に気付かなかったり、距離感が分からなかったりもしますが、その理由の一つとしても視野の狭さが考えられます。
神戸元町教室では、お子様それぞれの見えている範囲に考慮して課題を行っています。
様々な要因で、左右90度・上下70度よりも見え方が狭いお子様もおられます。
追視・注視の訓練や、指差しで把握すべき空間を教えたり、大人が見本を見せたりすることで、顔の向き・身体の向きを変えて見えていない視野へも意識を向けさせる練習をしています。
人によって考え方が違うように、大人と子ども、お子様同士でも見えている景色が一緒とは限りません。
お子様の視力・視野・見え方の特性を理解したうえで、適切な対応や声掛けを心がけていきたいと思います。
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お子様の見ている景色
教室の毎日
24/07/17 10:24