こんにちは!かごはら教室です(^^)/
毎日雨☔の日々ですが、かごはら教室の玄関にはお子さんの6月の製作「てるてる坊主」が、ニコニコとお子さんを迎えています(^^♪
さて、皆さんはお子さんのことでこんな悩みはありませんか?
通っている園から「一斉指示が通りにくいですね…。」と言われたり、「個別に付いていれば指示は通るのですが…。」などなど。
先生から一斉に出された指示を聞き、それに従って行動することが苦手だというお話をよくお聞きしますし、私たちも日々の支援の中で感じていることのひとつです。
例えば、先生が集団のお子さんの前に立ち、これからやる作業の内容を説明してから一斉に作業を進めることがありますよね(^^♪
一斉指示が出される場面でよくみられることとして・・・
・指示があるまで座っていられない、話している先生の方を見ていない
・1対1で個別に話をすれば適切に行動できるお子さんも、全体に向けて話をしたときはすぐに行動できない
・最後まで話を聞かずに始めてしまう
・話の後に作業を始めているが指示通りにできていない
・自分のやりたいようにやってしまう・・・・・など
これはお子さん側の様子ですが、園の先生、あるいは親側(家族全員に向けて話しかけるときもありますよね?)でも多くみられる行動があります。
指示を出した相手の反応が良くない時、指示が聞こえていないのかな、伝わっていないのかなと考え、より強く大きな声で指示を出してしまう・・・思い当たることありませんか?!
かごはら教室では、全員が同じ内容のプリントを使って、一斉指示で問題を解く場面を作っています(^_-)-☆
一斉に出された指示を聞き、応える と 褒められる、認められる という経験を積み重ねてもらいます。
どうしたら指示を聞きたくなるのか・・・この工夫がバンブーハットキッズの支援です。
『なんだか知ってる絵が描かれているぞ、これはそんなに難しくなさそうだな・・・』
まずは視覚的にわかりやすいもの、そして、おもしろそう!知ってる!なんだか楽しそう!というものでお子さんの気持ちを惹きつけます。
『さあこれから何をするのかな、先生はなんて言うのかな?』 こう思ってもらえたらしめたもの(^_^)v
これが指示を聞きたくなる工夫のひとつです。
先生がプリントを配ります。
先生の説明を聞き、プリントに記入してもらいます。
ここではお子さんが正解するように、指導員はお子さんの力に応じてこっそりヒントを出しながら、確実に正解できるようにしています♪
自分でやりたくなるようなヒントを出し、自分で選択すること、そして正解して成功体験を積み重ねることができるように支援します。
☺「終わった人は手を挙げてね、まる付けにいきますよー。」
記入が終わった人から我先にと手を挙げています。
☺「大正解!はなまる~(*^^*)」
はなまるには、葉っぱがついたり、目がついたり、ひげがついてライオンになったり・・・合ってるよ、すごいねと承認されるのと同時に大きくてかわいいはなまるをもらいます!
一斉指示が通らない理由を、この子は集中力がないから、理解ができないから、話を聞くのを嫌がるから・・・と決めつけず、行動する前の指示の工夫によって解決していきます。
そしてさらに重要なことは、指示を聞いて行動できたら、褒められたり承認されたりすることです。指示を聞いて行動した後の活動はそれぞれのお子さんにとって大好きな活動も用意しています。
前に出て話をする先生に身体を向け注目し、話をよく聞いてその通りに行動すると、先生にたくさん褒められたり、スタンプやシールが集まったり、はなまるがもらえたり、楽しい遊びができたり・・いいことがあった!!そんな経験を積み重ねていくことで、園生活で、また小学校に入学してから、どんな集団の中にいても、自分たちに向けて話をする人に気づいて注目し、その人の話をよく聞き、そして指示が出たらその通りに行う という望ましい行動が増えていくこと、それが今回の支援のねらいです。
バンブーハットキッズは、「望ましくない行動」を取り締まるのではなく、「望ましい行動」を承認したり、褒めたりすることで「望ましくない行動」を減らしていくという方針で支援しています。
他にもたくさん褒めて伸ばすトレーニングの様子をご紹介させて頂いていますので、詳しくはバンブーハットベースホームページをご覧ください♪♪
適切な行動を増やそう♪~一斉指示の巻~
教室の毎日
21/07/06 12:29