こんにちは!
てらぴぁぽけっと向ヶ丘遊園教室の西川です。
本日は要求語についてお話しさせていただきたいと思います。
「要求語」と聞いてみなさんどんな言葉を思い浮かべますか?
「かして」「ちょうだい」「とって」は最初に思いつく言葉ですよね。
他にも「ジュース」(欲しい物の名称)や「手伝って」「来て」「もう一回」「嫌だ」も要求語です。
私たち大人は、たくさんの事を経験してきたからこそ、子どもの様子を見ただけでその子の要求を察知することができます。
泣いてる姿を見ただけで「あ〜、あの子は◯◯のおもちゃで遊びたいのね」
といった場面は、親子間でよくある光景かと思います。
もしそのような場面で、大人がすぐにその子の欲しいおもちゃを渡したらどうなるでしょうか?
その子は「泣いたらおもちゃがもらえる」と学習します。
要求を『言葉』ではなく『泣くこと』で伝えるということですね。
「かして」と言えるようになって欲しい場合、
『かしてと言ったら、欲しいものを手にすることができた』
という経験が必要です。
しかし最初から「かして」と言うのは難しいですよね…そこで「かして」と言えるようになるまでの段階を踏んでいくことが必要です。
(その前に、その子がそのスキルを獲得する位置であるか考えることも重要です。生まれたばかりの赤ちゃんに要求語の訓練をしても無意味ですよね!)
①泣かないで待つことができた時おもちゃがもらえる
②先生と目が合った時おもちゃがもらえる
③身振りで要求できた時もらえる
④先生の真似をして、一つの音だけでも発することができた時もらえる
⑤先生の真似をして「かして」と言えた時もらえる
⑥自分から「かして」と言えた時もらえる
長い道のりのように感じますが、少しずつ段階を踏んでいくことが大切です。
少しずつ段階を踏むことで、お子さまの『できた』という体験をたくさん積み、それがお子さまの意欲になり、獲得に繋がります。
もう一度①〜⑥を見てみてください(^^)
全ての項目に『できた』という言葉がありますよね。
お子さまの課題獲得のためには、たくさんの『できた!』が大切になってきます。
この『段階』も、お子さま一人ひとりによって異なりますので、上記の①〜⑥も一例です。
てらぴぁぽけっとのお部屋には、お子さまの見える位置にたくさんの玩具が設置してあります。
それは『要求を出す場面を意図的且つたくさん(何回も)作るため』です。
お子さま本人が要求しないと、要求語には繋がらないからです。
先生と一対一でできるようになったら、お友達同士の貸し借りにも繋がりそうですね(^^)
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ABAを使って要求語を促す!
教室の毎日
20/09/08 12:16