こんにちは!
てらぴぁぽけっと向ヶ丘遊園教室の西川です。
本日は前回の続き
『癇癪の具体例とその対応策について』
お話しさせていただきます!
前回、癇癪を起こす理由は3つあるとお話ししました。
①要求
・欲しい物を手に入れたい
・やりたい活動がある
②拒否
・活動をしたくない
・場所が嫌だ、物が嫌だ、嫌という気持ち
③注目
・見てほしい
・構ってほしい
では、どんな例があるか一緒に考えてみましょう!
・おやつの時間。ママが出してくれたお菓子が足りない!もっと食べたいよ〜!
・子育て支援センターで遊んでる時。あの子の遊んでるおもちゃが欲しい〜!
・公園で遊んでいる時。帰る時間になったけど、もっと遊びたいよ〜!
これらは全て「〜したい」「〜が欲しい」といった要求になります。
要求に対する癇癪には「気持ちは共感しつつ、約束したことは必ず守る」ことが大切です。
仮に癇癪が起こってしまっても、少しでも我慢できた時や癇癪が少しでもおさまった時にすぐ褒めることも大切です。
また事前に予告したり、見通しを持たせられる様にするといった、癇癪を起こさない為の手段を考えるのも必要です。
次に、癇癪に繋がる拒否にはどの様な例が考えられるでしょうか?
・夕食のハンバーグは大好きだけど、付け合わせの野菜がどうしても食べられない!
・のりを触るのが苦手で、製作活動に参加できない。
・初めてのことに対して不安が強く、行事の練習に参加できない。
などが挙げられます。
これらの場合、スモールステップで小さな成功体験を積み重ねながら最終目標に近づくことが大切です。
スモールステップとは、目標に近づく為に目標を細分化し、小さな目標を達成していくことを言います。
苦手な野菜を食べられる様になって欲しい時、
「一口だけでいいから食べてみよう!」
という声かけはよくありますが、その一口が食べられないというお子さまは多いと思います。
そんなお子さまには、スモールステップの第一段階に
「食べなくていいから10秒だけ見よう」
「◯◯ちゃんがフォークで刺したらお母さんに食べさせて」
といった『絶対に達成できそうなこと』を提案してあげることも目標に近づく一歩になりますよ(^^)
褒めてもらえる体験を意識的に作ることが大切です。
好き嫌いに関してですが、感覚過敏といい、外部からの刺激が過剰に感じられる為に音や匂い、触覚に不快感を感じやすいという特性を持っている人もいます。またそれが偏食につながっているケースもありますので、その場合は慎重に進めることが大切です。
長くなってしまったので、次回『ABAで考える「注目」の癇癪への対応例』をお伝えしますね(^^)
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ABAの考え方で癇癪を減らそう!②
教室の毎日
20/09/11 18:01